女子大は就職に有利であるという噂を聞いたことがある方がいらっしゃるでしょう。しかし、なぜ有利なのかはわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そもそも本当に有利なのかも、わかりませんよね。そして、女子大はつまらないという噂もあります。これらの謎の真実について、この記事では触れていきたいと思います。
そしてそれ以外にも、女子大に入るメリットとデメリットを解説していきます。女子大に興味を持っていて、入ろうか悩んでいる方はこの記事を読んで自分に合っているか考えてみることをおすすめします。
女子大に来る求人は女性を雇う意志がある
日本の求人では、男女雇用機会均等法があるため基本的には男女の両方を募集しています。
そのため様々な会社から求人が来ますが、実際は男性しか取る気がないという会社もたくさんあります。共学の求人やインターネットでの求人では、それらを見分けることはとても難しいですよね。
しかし、女子大にわざわざ求人を送ってくる会社の場合は女性を雇う気があるという意志表示をしているということです。
そのため、行く意味のない説明会を受けに行ったり就職試験を受けたりということがなくなります。
この点が、就職活動における大きなメリットです。そして女子大に入る最大のメリットでもあります。
ただし、実はメリットと言い切れない側面があります。詳しくは、後半にまた触れていきたいと思います。
リーダーシップを取ることができるようになると言われている
女子しかいないので、様々な面で自主的な行動をすることとなります。そのため、女子大に通った人はリーダーシップを取れるような積極的かつ責任感のある人物に成長できると言われています。
ただし、共学でも男性に負けずにリーダーシップを取るような女子は山ほどいます。リーダーシップを取れるような人に成長する可能性が、あくまでも共学よりやや高くなるというようにとらえておいたほうが良いでしょう。
女子しかいないので勉学に励める
女子大生ともなると行動範囲が非常に広くなりますので、これも断定できるわけではありません。町で遊ぶような人であれば、いくらでも男性と関わる機会はあるでしょう。
しかし少なくとも大学内においては、共学に較べて男性と関わる機会が少ないことは確かです。授業をサボって恋人と遊び歩くようなことも、共学より少ないでしょう。
そのため勉学に励み、多くのことを学べるというメリットがあると言われています。
求人が来る就職先が必ずしも行きたいものばかりとは限らない
ここからは、デメリットについて紹介していきます。先ほどメリットとして、学校に来る求人は基本的に自分を対象としているために就職活動がしやすいということを挙げました。
しかし、これはあくまでも「どこにでもいいから入社できればいい」という場合です。
つまり、自分の希望する職種が学校に求人を出すとは限りません。数年で退社する前提でお茶くみのような仕事を募集しているだけという場合がたくさんあります。
そのため、どうしてもその分野で働きたいというような強い意志がある方ならば、女子大に通ったところでそれが就職に有利になるとは言えません。
共学と変わらず、試行錯誤と厳しい競争を重ねていくこととなります。
そして、求人を出しているから必ずそこに入れるというわけではないこともお忘れなく。
出席に厳しいと言われている
これはメリットとも言えますが、今回はデメリットとして挙げたいと思います。女子大は出席に厳しいため、講義を気軽にサボるようなことはできません。
現在高校生の方であれば、これがなぜ問題なのかあまりよくわからないかもしれません。
大学は1つの講義ごとに出席を取るのが基本的な形式となっていますが、出席を取らなかったり1ヶ月に1~2回程度しか出席を取らなかったり、あるいは最後まで一回も主席は取らず学期末の試験のみで成績を付けるという形式のものもあります。
つまり、サボってその時間を別のことに当てるということが容易なのです。当然褒められたものではありませんが、なにか時間が必要になる用事ができた場合に便利です。
それができないということで、他の学校の友達がする学校の話を聞くと羨ましく思うようなことがあるかもしれません。
ただし、冒頭でも述べたとおりメリットでもあります。必ず講義をほぼすべて聞かなければいけないということは、それだけ勉学に励むことができ、知識を付けられるということです。
ちなみに、女子大では先生がわからないことなどについて詳しく教えてくれると言われています。勉学に一生懸命取り組みたい方には、女子大はおすすめです。
男性がいない
人によっては最大のデメリットとなるのが、当然ながら男子生徒がいないということです。出会いの場は、学校にはないと考えて良いでしょう。
ただしこれも前半で述べたように、学校外に出ればいくらでも出会いはあります。それほど気にすることではないのかもしれません。