人には大きく分けて2つのタイプがあります。
それは何事にも前向きに、楽観的に捉えることがデキる人と、なんにでも後ろ向きに、つまり悲観的になってしまう人です。
もちろん、その時の状況などによって変わってくることはあるでしょう。
しかし、どちらかの心理状態になる比率が人によって異なってくるのではないでしょうか。
この記事では、なぜ悲観的になってしまうのか、そして悲観的になることをやめるにはどうすればいいのかということについて解説していきたいと思います。
人には楽観的か悲観的かを決める遺伝子が存在すると言われている
ある説では、遺伝子によって楽観的になるか悲観的になるかが決まると言われています。
遺伝子のせいならばもうどうしようもないのではないかと考えてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません。
世の中には、どんなことにも負の面がありますし、反対に素晴らしい、良いことであると捉えることが可能です。
見方を変えれば喜劇にも悲劇にもなります。
そのため、うまく自分の気持ちをコントロールしていくことができれば悲観的な心理を抑えて楽観的に生きることも大いに可能です。
ここからは、悲観的な考えをやめるにはどうすればいいかを考えていきたいと思います。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。
困難が立ちふさがってきたらそれに立ち向かうメリットだけを考えるようにする
嫌なことばかりを考えてしまうために悲観的になってしまうということで、まずは何か困難に遭った時にそれを乗り越えた先にあるものについて考えてみましょう。
そうすることで、乗り越えた先にあることだけを考えて今の苦しみを耐えぬこうという気力が湧いてくるかもしれません。
乗り越えた先に何もない場合でも、それは「何もないという穏便な状況」を得られるということ。
つまり、勝手に困難を乗り越えるメリットを想定してしまえばいいのです。
悲観的であることを自覚しているのであれば、楽観的な考え方もむしろし易いのではないでしょうか。
楽観的な考え方よりも悲観的な面が上回ってしまうとしても、それはそれで仕方のない事です。
とりあえずは、楽観的な見方もできるように心がけてみてはいかがでしょうか。
後ろ向きな方向でも前向きになれる
悲観的になってしまうのが仕方がないことであったとしても、それとしっかり向き合って対応できるようになれば決して問題はありません。
トラブルを解決する気力がわかなかったとしても、それ自体に前向きになってしまいましょう。
気合を入れて立ち向かわなくてもいいので、逃げないようにすることが大事です。
逃げてしまうとより悲観的になってしまいますので、とりあえず逃げないことだけを考えましょう。
「自分はいつも不幸に見舞われる、でもそれはそういうものなので仕方がない」
このように考え、諦めることで幾分楽になれます。
後ろ向きであることに前向きな人間になれば、やがて辛い目に遭ってもそれほどショックを受けずに済むようになっていきますよ。
物事を客観的に捉えることで気持ちを落ち着かせる
人生を、自分というキャラクターを操作するゲームソフトで遊んでいると考えましょう。
そうすることで何か嫌なことをされたり失敗したりしても、「選択肢を間違えた」、「操作を間違えた」とは思っても客観的であるため少し悲観的になる心理状態は緩和されるかもしれません。
落ち着くことが大事です。
落ち着いていれば対処法が思い浮かぶかもしれませんし、思い浮かばなかったとしてもそれはそれで「なんとかなる」と考えられるかもしれません。
何事にも慌てずに客観的になれれば、大丈夫です。
悲観的でも人生にそれほど支障はない
一度きりの人生ならば、悲観的ではなく楽観的に立ち向かっていきたいと考えることは自然なことですが、悲観的でも生きていくことは問題なくできます。
そのため、悲観的であることを解消する必要はそれほどありません。
生活に支障さえなければ、悲観的であっても十分に暮らしていけます。
物事の悪い面ばかりを考えてしまうということは、反対に考えれば悪い面がどこであるのかを探し当てられるという長所でもあります。
つまり、悪い面を探し当てられる長所を活かして様々なトラブルを解決する対策を練ることもできるかもしれません。
ぜひ、その能力を仕事や日常生活で活かしてみてはいかがでしょうか。
活かさなくても、とりあえず人生は問題なく進めていくことができるのではないでしょうか。
ただし、一つだけ注意することがあります。
あまり周囲の人々に悲観的な考えばかりを伝えてはいけません。
何事にも不平や不満しか言わないと、相手は嫌な気持ちになってしまいます。
それを言うことで何か全体にメリットがある時以外は、心のなかに留めておきましょう。
そうすることで、平和な人生を送ることができます。