筆者はほくろがたくさんあるのですが、それがときどきかゆくなります。
あなたは、そういう経験はありませんか?
ほくろ付近の虫刺されであればそれほど気にしないのですが、とくに理由もなしにきっちりほくろの場所だけがかゆくなると、なんだかすごく気になってしまうのです…。
かゆみもそうですが、ほくろに痛みがあるというときも、もしや病気?なんて気になってしまいますよね。
今回の記事では、ほくろのかゆみや痛みについて調べてみたことをご紹介いたします。
ほくろの痛み・かゆみの原因は? 病気の可能性は?
正確には、メラニン色素をもつ皮膚の細胞が集まってできた、良性の腫瘍(できもの)です。
遺伝によってほくろができやすい人もいますし、紫外線を浴びたことの蓄積、ストレスや疲労が重なってほくろができることもあるそうです。
ふつうのほくろは良性ですから、気にすることはありませんが、痛みやかゆみがある場合は、やはり要注意。
原因としては以下のようなものが挙げられます。
- 皮膚ガン
メラノーマ、別名を悪性黒色腫という皮膚ガンの一種は、痛みやかゆみが出ることがあります。
- 老人性血管腫
加齢によって生じる血管腫の一つで、かたちがほくろに似ています。
毛細血管が集まって皮膚の表面に見えるようになるため、色は赤っぽいことが多く、かゆみがあります。
病院へいくべき?
上に挙げた原因のうち、老人性血管腫は放置しておいても問題はありません。
美容上、気になる場合は皮膚科や美容外科で診察してもらいましょう。
なによりやはり気になるのは皮膚ガンですよね。
メラノーマというガンは、比較的若い世代の方がかかりやすく、進行が早いのが特徴です。
気になる方は、ぜひ皮膚科の診察を受けてみてください。
できれば、総合病院の皮膚科がよいでしょう。
ほくろに痛みやかゆみがある方は、次の症状(どれかひとつでも)に該当していないか、確認なさってみてください。
- 短期間で大きくなる
通常、ほくろはいったんできてしまうとそれほど大きさが変わることはありません。
短い期間で目で見て分かるほど大きくなるとき、また、大きさが5〜7mmを超えているならば、要注意です。
- 色にムラがある
ほくろは茶色や真っ黒、青みがかったアザのようなものまで、人やできる場所によって色がさまざまですが、メラノーマの場合、ひとつのほくろのなかで色に極端なムラがあります。
- 形が非対称である
通常、ほくろは円形やだ円形をしていますが、メラノーマの場合は境界線があいまいで、左右非対称のいびつな形をしています。
- 出血がある
ほくろの部分にケガをするなどの理由がないのに、出血があった場合、とくに黒っぽい血液や体液が出てきた場合、これもメラノーマの特徴です。
- ほくろの場所
手のひらや足の裏など、ふつうほくろができやすい位置と違う場所であれば、これもメラノーマの特徴のひとつです。
とくに日本人は、足の裏にできることが多いのだとか。
いかがでしたでしょうか。
今回こちらの記事にたどり着いてくださったということは、もしやご自身やご家族に、ほくろの痛みやかゆみの症状がおありの方なのかもしれません。
少しでもお役に立てたでしょうか?
メラノーマは、過去20年で発生率がとても増えているガンなのだそうです。
もしも、ほんのわずかでも心配な症状があるのでしたら、すぐにお医者さまにかかってくださいね。