毎日の肌のお手入れや日焼け対策も万全なのに、顔に新たなほくろができている・・・。
気になりだして数えてみると、ここにも、ここにもあった、なんていう経験ありますよね。
人によって、ほくろの多い少ないはありますが、ほくろができやすい理由は何かあるのでしょうか?
ほくろが多い理由・原因
ほくろは、医学的には「色素性母斑」または「母斑細胞母斑」と呼ばれます。
平べったいものや隆起しているものなど形は様々ですが、メラニンを含んでいるので、褐色または茶色や黒色です。
生まれつきあるものと成長の途中にできてくるものがあります。
①先天性のほくろの場合
生まれつきあったほくろについては、遺伝性によるものと考えられます。
親子で同じ位置にほくろがあるという事例もあります。
また、ほくろができやすいというのも、まだ根拠として科学的に解明されていませんが、肌質のように体質として遺伝するようです。
>>肌質は遺伝する?生まれつき体質のせい?環境の影響はどれくらい?
②後天性のほくろの場合
主に思春期以降にできたほくろです。
ほくろができる理由はすべて解明されているというわけではありません。
ただ、大きな原因として紫外線があります。
このため、顔や腕など露出している部分にはほくろができやすいのです。
対策としては、やはり極力日差しを避けて、日焼け対策を万全にするのが効果的です。
>>家・室内で日焼け止めは塗るべき?紫外線は家・室内にも入るの?
そして、紫外線の他には、ストレスや傷、ホルモンバランスの乱れ等が挙げられます。
肌に負担がかかるということが原因と考えられています。
③皮膚の病気の場合
ほくろというのは、だいたい5mmから1cm位までのものが多いようです。
しかし、それ以上大きくなってきたり、出血したりすると、メラノーマというガンかもしれません。
メラノーマとは、メラニンを作るメラノサイトという細胞が、ガン化してしまった腫瘍と考えられています。
特に足の裏にできた場合は悪性の可能性が高いと言われています。
気になるホクロ、と思っていたら実は病気なのかもしれません。
見分け方はこちらをご覧ください。
これらの3つの要素のいずれかの理由・原因が過剰であったりした場合、「ほくろが多い」ということになります。
ですので、もちろんほくろが多い場合は皮膚の病気の可能性もあります。
ただ紫外線にあたったことが理由で多くなる場合もあります。
さらには、元々遺伝した体質的にほくろが多いということもあります。
ざっくり言ってしまうと、人によって違うということですね。
ほくろ美人?
ほくろの多い人は色白な人が多いというイメージがあります。
しかし、色白だからほくろができやすいという科学的根拠はありません。
ただ、肌の色が白いと、黒いほくろが目立つため、「多い」と感じてしまうのではないでしょうか。
ほくろの多い人は美人、というのも肌がきれいでほくろが印象に残る人が多いから、このように言われているのかもしれません。
また、ほくろの多い人はモテる、という噂があります。
やはり、顔にほくろがある人と話したりしていると、ほくろに自然と目がいくものです。
特に目や口回りなどのチャームポイント付近にほくろがあると、相手は無意識ながらもその辺を見ている時間が長くなって、強く印象に残るのかもしれません。
ほくろ占いでも、特に頬や鼻から口にほくろがある人はモテて恋多き人生とあります。
マリリン・モンローにほくろが無かったら・・・なんかちょっと違和感ありますよね。
ほくろをコンプレックスに思う方も多いと思いますが、ほくろは人を引き寄せてくれる存在、という風に考えてみてもよいのではないでしょうか。