朝、目覚めた時や食後にコーヒーを飲むことを習慣にしている方も多いと思います。
仕事や勉強の合間にも、コーヒーを飲んでリラックス・・・。
気が付けば、一日に何杯も飲んでしまったりすることもありますよね。
いろいろな楽しみ方があるコーヒーですが、味が濃いエスプレッソや、ミルクが入ったカフェオレなどのカフェインの量はどのくらいなのでしょうか?
エスプレッソのカフェイン
エスプレッソといえば、味が濃くて苦いというイメージがありますよね。
なんとなく、カフェインも多そうな気がしませんか?
でも、ドリップ式と比べると、実はカフェインの量は少なくなります。
エスプレッソのカフェイン量は100mlで約80mgです。
ただ、エスプレッソはデミタスカップという小さなカップで飲みます。
このカップの容量はだいたい30mlですので、一杯あたりのカフェイン量は約30mgとなります。
それに対して、ドリップ式コーヒーの場合、カフェイン量は100ml当り約60mgです。
一見、エスプレッソの方がカフェインの量が多く見えますが、コーヒーカップはだいたい180mlから200ml程度あります。
このため、コーヒーを一杯飲むと、100~120mg程度のカフェインを摂取することになります。
実際に飲む一杯当りで比べてみると、エスプレッソの方がカフェインの含有量が少ないのです。
コーヒーとミルク
どれもコーヒーにミルクが入っているものですが、その違いはあまりハッキリしない、という方も多いのではないでしょうか。
合わせるコーヒーの違いが分かれば、カフェインの摂取量についての目安となります。
- カフェオレ
こちらはドリップ式のコーヒーとミルクで作ります。
- カフェラテ・カプチーノ
エスプレッソを使います。
ミルクを足せばカフェラテ、泡立てたミルクを足せばカプチーノ。
ちなみに少し泡立てたミルクを足したものは、マキアートです。
カフェオレとカフェラテ等は、材料となるコーヒーの抽出法が違います。
エスプレッソは主に深煎りの豆を使用します。
焙煎の深い豆は、当然長い時間高温にされます。
カフェインの昇華点は178℃で、全ての深煎り豆がこの温度より高い状態であるというわけではありませんが、浅煎りのものよりは、カフェインの含有量が低くなっている可能性があります。
また、エスプレッソはドリップよりも少ないコーヒー豆を、圧力によって短時間に抽出します。
これらのことから、ミルクの量にもよりますが、カフェインの量を少しでも控えたいという場合は、カフェオレよりも、カフェラテなどのエスプレッソ系の方が、お勧めなのです。
コーヒーの淹れ方とカフェイン
1gのカフェインを溶かす場合、常温では46ml必要ですが、沸騰水ならば1.5ml程度で溶かすことができます。
よって、最近流行っている水出しコーヒーであれば、カフェインが溶けだしにくく、含有量はかなり減ります。
また、先述しましたが、深煎りの豆の方がカフェインの量は少なくなります。
コーヒーを飲みたいけれど、カフェインが気になる、という場合は深煎りの豆を選んでみてください。
エスプレッソをお湯で薄めたり、ミルクやフレーバーを上手く使うのもお勧めです。
ご自宅でも、ぜひエスプレッソやカフェラテを楽しんでみてください。