コーラックによる腹痛、下痢、吐き気、の原因は?治し方と対策はこれだ!

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大正製薬の「コーラック」、便秘でお世話になっている人もいるでしょう。

しかし服用で腹痛や下痢、吐き気などの体調不良が出てしまうこともあります。

 

そのような被害が無く、快適に利用するためにはどうすればいいのでしょうか。

 

 

コーラックによる腹痛、下痢、吐き気、の原因は?

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そもそも便秘とは、便の状態と腸の活動の不全から起こります。

1つは便に水分が足りずに固まってしまい、腸の中で滞ってしまう状態です。

 

もう1つは便を送り出す、腸の蠕動(ぜんどう)運動が弱いからです。

コーラックは便に水分を与えるとともに蠕動運動を促すことで便秘改善を図る医薬品です。

 

しかし便秘の状態は人によって異なるので、服用の仕方によっては効きすぎで体調不良が起こります。

加えて副作用による体調不良もあり、原因はさまざまと言えるでしょう。

 

腹痛

 

コーラックにはビサコジルという、大腸を刺激して蠕動運動を促進する成分が含まれています。

これまで鈍っていた腸を強制的に伸び縮みさせるため、脳がビックリして腹痛(お腹の異常)と感じることがあります。

 

加えて多量服用すると刺激が強すぎて腹痛が生じることもあります。

 

下痢

 

コーラックにはDSSという、便に水分を与えて軟らかくする成分も含まれています。

しかし便秘の原因が蠕動運動の弱さによるもので、便自体は柔らかい場合は水分が多すぎて下痢になることがあります。

 

やはりたくさん服用すると水分が多すぎて下痢になることもあります。

 

吐き気

 

コーラックはドラッグストアでも手軽に手に入りますが、「第二類医薬品」という立派な薬の一種です。

第二類医薬品とは第一類医薬品(詳しくは後述)以外で、副作用が生じる恐れのある医薬品です。

 

服用方法を間違えたり過剰摂取した場合、副作用として吐き気が生じる場合もあります。

 

コーラックによる腹痛、下痢、吐き気、は時間的にいつまで続く?

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個人の体調によってさまざま、ですがそれでは解決にならないので少々掘り下げてみましょう。

コーラックの効き目は商品にもよりますが6~12時間程度です。

 

この時間帯はコーラックの効果が出ているので、副作用となる症状も続くことになるでしょう。

 

コーラックによる腹痛、下痢、吐き気、を治したい。治し方は?

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コーラックによる体調不良は「効き過ぎ」か「副作用」によるものです。

効き過ぎはコーラックが役目を果たすか、効果が切れることで回復します。

 

対して副作用の場合、医療機関にかかることも考えなくてはなりません。

 

 

腹痛

 

服用による腹痛の多くは腸が無理に伸び縮みすることで起こる「内臓痛」というものです。

蠕動運動は腸に便がなくなれば緩やかになるので、我慢せずトイレに行くようにしましょう。

 

摂り過ぎると排便しても蠕動運動が続く異常状態となりますので、内科へ受診しましょう。

 

下痢

 

コーラックによる下痢は便に水分が多すぎて生じる場合が大半です。

腸に便がなくなれば自然に収まるはずなので、我慢せずにトイレに行きましょう。

 

脱水症状にならないようスポーツドリンクなどで水分補給は欠かさず行って下さい。

 

吐き気

 

吐き気には複数の原因がありますが、この場合は消化器官の異常によるものです。

腸の異常な活動が体内の様々な神経を刺激して、吐き気などの症状も表れます。

 

水を飲んだり排便を促進することで収まる場合が多いですが、半日以上続く場合は内科などの診断を受けましょう。

 

コーラックによる腹痛、下痢、吐き気、の対策は?今度ならないようにするにはどうすればいい?

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まずはコーラックが第二類医薬品という「副作用の可能性がある薬」であることを理解しましょう。

コーラックで体調不良が起こる理由のほとんどは「過剰摂取」か「体に合わない服用」です。

 

特に正しい用法・用量で服用したにも関わらず体調不良が出た場合、体に合わない服用だった可能性は高いです。

 

過剰摂取を防ぐ

 

まずはコーラックに定められた「用法・用量」を守るようにしましょう。

多くは服用の時間帯、年齢による服用回数や1回量についてちゃんと定められています。

 

商品ごとに異なるので箱の裏を確認して、正しい服用をしましょう。

 

販売士に相談する

 

ドラッグストアで手軽に購入できるため意識が薄れがちですが、コーラックは副作用の可能性がある医薬品です。

医薬品というと薬剤師から説明を受けて購入する印象があります(第一類医薬品がこれに該当します)。

 

しかしコーラックなど第二類医薬品は副作用の可能性があるにも関わらず、その限りではありません。

しかし第二類医薬品は「購入者から相談を受けた場合は」説明する義務があります。

 

コーラックを購入する前に「体に合うか心配」だと伝えるようにしましょう。

(法律上義務なので)ドラッグストアにいる薬剤師・登録販売者が必ず相談に乗ってくれます。

 

  • 便は月に何度あるか
  • 前にコーラックのどのシリーズを服用したか
  • どのように服用したか(時間帯、飲み物、用法・用量など)
  • 結果どのような体調不良が起きたか

 

デリケートな問題なので人に伝えるのが恥ずかしい内容もありますが、彼らが判断する上で重要な情報です。

相談すれば専門家として、最もあなたに合った製品を紹介してくれることでしょう。

 

コーラックと正しく付き合って、便秘から解放されるようになりましょう。