ピアスの穴が安定しない!原因は?血や膿が出るときの対処法は?

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初めてピアスを開けたもののホールが安定しない…ということありますよね。

酷い時には出血や膿が止まらなかったり、おしゃれどころではありません。

 

ピアスホールを安定させるための方法と、安定しないときの対処法を紹介します。

 

 

安定させるためのファーストピアス選び

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ピアスが安定しない理由には人それぞれの体調や治癒能力の違いもありますが、ファーストピアス(安定するまで外さないピアス)選びも重要です。

ニードルとファーストピアスの太さは16~14G、これより太いとホールが広がり過ぎたり細いと安定した後に塞がることもあります。

 

ファーストピアスの素材には純チタン製かサージカル(医療用)ステンレス製のものを選ぶと良いでしょう。

またファーストピアスに透明(樹脂)ピアスは癒着(皮膚とピアスがくっつく)の危険があるので絶対に選んではいけません。

 

ケア

 

安定するまでの2,3か月はファーストピアスを付けたまま毎日朝晩に洗浄し、清潔を保ちましょう。

肌に優しいタイプの石鹸で優しく撫でるように洗い、コットンで水気を拭き取ります。

 

消毒液については賛否両論あり、ピアス穴専用の消毒液もありますが基本使わなくてOKです。

肌に合わないことから炎症を起こしたり、かえってホールの安定を遅れさせる事例もあります。

 

ピアス穴が安定しているかチェック

 

  • 血や膿が出ていない
  • (耳たぶの場合)3か月を過ぎている
  • 痛みが全くない
  • ホールとピアスの間に僅かな隙間がある
  • 皮膚が穴に向かって窪んでいる
  • 化膿していない

 

耳たぶの状態を見てこれらが確認できれば安定していると判断して良いでしょう。

 

ファーストピアスの外し方

 

自分で行う場合は耳では無くピアスの方を水平にゆっくり動かして外します。

外れたらコットンで耳たぶを軽く挟んで、血や膿が出ていないのが確認できれば安定しています。

 

取れないのを無理矢理力を入れたり、ピアスをねじろうとすると穴を傷つけたり出血します。

どうしても外せない、痛い場合は必ず病院で外してもらいましょう。

 

 

ピアス穴が安定しない理由

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多くは安定期に入る前にセカンドピアスに付け替えることが原因でしょう。

安定期については体質や治癒能力によって左右されるので絶対ではありませんが、大体の目安が存在します。

 

またピアッシング後にまめなケアをしないとホール周りが不衛生になり安定しないこともあります。

 

第一治癒期間

 

耳たぶにホールを開けてから1カ月くらいで徐々に薄い皮膚が再生されます。

この頃になると少しずつ安定して痛みや分泌物も少なくなりますが、ちょっとした力の加減や体調の変化から状態が悪くなることもあります。

 

この状態で安定した、と勘違いしてセカンドピアスに付け替えると出血したり状態が悪化します。

またピアスを回したり動かしたりするとホール内部を傷つけ出血や化膿しやすくなるので絶対に止めましょう。

 

第二治癒期間

 

第一治癒期間から更に1カ月ほど経つとホール内の皮膚が徐々に耳たぶ表面の厚さと同じくらいになります。

この頃になって初めてセカンドピアスへの移行や拡張が可能になります。

 

しかしここまでで化膿したり肉芽ができたりとホール周辺に異常が起きていると安定しにくいです。

期間はあくまでも目安、ホール周辺の皮膚が内側に窪んでいない内は安定していません。

 

不衛生

 

暖かい時期になると耳の裏にも汗をかきやすく、ホールに雑菌が入りやすくなります。

またホールに髪が触れてヘアカラーなど整髪料の成分が入ってしまうこともあります。

 

消毒液を使ったり洗浄回数を多くする必要はありませんが十分に注意して下さい。

 

金属アレルギー

 

体質の問題ですがいつまで経っても体液が止まらなかったり炎症や化膿を起こしている場合はアレルギーの可能性があります。

痛みやかゆみ、皮膚が赤みや熱を帯びたり湿疹が出たら可能性は高いでしょう。

 

そのままにしていても安定する見込みは薄いのでファーストピアスを外して病院を受診して下さい。

 

ホールが安定しないときの対処法

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ピアッシングから2週間以上経っても痛みや分泌物が止まらないならホールが安定していません。

そのままでは化膿や炎症など大きなトラブルに繋がる可能性があります。

 

こうなったら一旦ファーストピアスを外すと共に速やかに病院を受診し、症状の治癒に努めます。

 

洗浄

 

外したら大量の流水で分泌物を洗い流してからコットンで水気を取ります。

続いてコットンやガーゼで傷口部分を包み、清潔を保つようにして下さい。

 

原因がわからない内は下手に消毒や軟膏を塗るのはやめましょう。

 

病院

 

できればピアスを専門に取り扱っている皮膚科か形成外科を受診して下さい。

使用したニードルやファーストピアス、いつ頃穴を開けてどのような経過があったのか聞かれるので情報をまとめておきましょう。

 

再度開ける場合は受診した病院、または皮膚美容科などでやってもらいましょう。

最近では格安でピアスを開けてくれる施設もありますがトラブルも少なからずあるので、評判をしっかり調べるようにしましょう。

 

一度塞いでから再度開けることや、場合によってはピアスを諦めなければいけないこともあるかも知れませんが自分の体が第一ですから、素直に従って下さい。