痩せたい!と思ったときは、誰もがダイエットを考えます。
ダイエットは激しい運動を伴います。しかし、あまり運動はしたくない。そうなってくると、真っ先に浮かぶのが食事を抜くことですよね。
しかし、何も食べないことはそれはそれで危険ということもみなさんご存じかと思います。
この記事では、はたして食事を抜くことでどのくらいのダイエット効果があるのか、そしてどのくらい食事を抜いても大丈夫なのか。
さらには、どのくらい何も食べないでいると命の危険に関わってくるのかといったことを解説したいと思います。ダイエットを考えている方だけでなく、食事を抜くとどうなるのかが気になる方もぜひご覧ください。
水さえ飲めば何も食べなかったとしてもどうやら生きられる
何も食べないと、みるみるうちに衰弱していって1週間程度で死んでしまうと思っている方も多いでしょう。
もちろん、そのような説もあります。
しかし実は、水さえ飲んでいれば人間はそれなりに長く、少なくともおよそ1~3ヶ月程度生きられると言われています。
漫画などで無人島に漂着した主人公が延々何十年も生きているという場面を見たことがある方もいらっしゃるでしょう。あれは水さえ飲んでいればけっこう合っているということになりますね。
さらには、65年間一切食事せず、水も飲まずに生活しているという人物も外国では確認されています。
ただし、水分を一切摂っていないのではなく、空気中の水分を吸収するという方法をとっているとのことです。
もちろん素人が安易に実行すると死亡してしまいますので、真似するのはやめましょう。
断食を行う場合は、まずは事前に徐々に食事の量を減らしていく必要があります。
いきなり食事を止めてしまうとかかるストレスも大きくなりますし、体の調子もおかしくなりやすいためです。
そして腸の中に溜まっているものをすべて下剤などで出してしまってから断食を始めると、長続きすると言われています。
断食中は、水はしっかりと飲む必要があります。また、断食中に運動などをするともちろんおなかが空いてしまいますが、なにもせずにいるということもそれはそれで良くないので、暇つぶしを色々していくことが大事です。
体の中の脂肪は2ヶ月しないうちになくなってしまうといわれている
人間は、基本的に体に脂肪を10Kg程度蓄えています。この脂肪を使い尽くしてしまうまでには、30~40日程度かかります。
そのため、そのことから考えれば少なくとも30~40日程度は脂肪が蓄えられているために水さえ飲めていれば死なないとも考えられます。
しかし、肉体面では問題がなかったとしても、何も食べないことによって精神的なストレスがかかってきますので、それが原因で1週間程度で飢餓感から死亡してしまうのです。
水すらも飲めなかった場合は数日で死亡する
体の中の水分が20%失われると、人は死亡してしまいます。水を飲まなかった場合はどんどん体の水分は失われていきます。
わずか2%が失われただけでも、すぐに体調不良が起こります。10%も失われれば全身の機能がおかしくなり、20%で死に至ります。
なんと水を飲まなければ4~5日程度、一週間もしないうちに死んでしまいます。
そのため、もし断食してダイエットをしようと考えている方は水だけはしっかり飲むようにしましょう。
水を飲まなければさらに痩せるとは思われますが、死にもみるみるうちに近づいていくこととなるためです。
断食でのダイエット
プチ断食など、食事を抜いて行うダイエットは現在も広く行われています。
この場合の断食は、1日何も食べずに水だけで生活するというものです。
飲み物は水や砂糖水といったものが中心です。
そして行ってからの注意点は、翌日に派手な食事をしないということです。
あまりたくさん食べ過ぎず、徐々に元の量に戻していくことが重要です。
プチ断食を定期的に行うことで、痩せることができます。
適度な断食であれば体にメリットもある
最後に、断食によるメリットを挙げていきたいと思います。
やり過ぎると危険な断食ですが、プチ断食のように短期間で行う分にはメリットもたくさんあります。
例えば、胃を小さくできることです。普段たくさんものを食べていると、胃がどんどん膨らんできます。それを断食することによって一度空にし、小さくすることができるのです。
断食によって老廃物を出してしまえるので、それにより健康度も上がります。細胞が新しく生まれ変わっていくためです。
新陳代謝もアップしますし、脂肪も燃焼させることができます。
便秘に悩まされているという方も、断食を行うことによってその悩みを解消できます。
ただし、一度断食したからといってその後はどんどん食べていいというわけではありません。痩せるために断食をするのであれば、その後の食生活にも気をつけましょう。
また、断食において注意することは、断食中に飲む水分です。水が基本的には無難です。カロリーの高いお酒などは、飲まない方が良いでしょう。