髪の毛がゴワゴワ、もぞもぞ、ちっともまとまらないし、クシを通すのも一苦労。
なんでこんなに剛毛なのか、毎朝毎朝憂鬱で、柔らかい髪質の細くてきれい、しなやかな髪の毛にあこがれる!
きっとこの剛毛は一生変わらないんだろうな、なんてあきらめてはいけません!
髪の毛の質はちょっとしたことを根気よく続けることで変えてゆくことが可能です。
ヘアケアが変われば髪質も変わる、髪質が変われば気分も表情も、さらには空気さえも変えてしまいます!
さあ、一緒にレッスンしましょう!
そもそも剛毛とはどんな髪?
剛毛は「かたい髪」「こわい髪」のことです。
量が多くて、太くしっかりした髪質のことを剛毛だと勘違いしたり、うねったり、まとまりにくいクセッ毛を剛毛だと思われている人も少なくありません。
クセのないストレートでも太くてかたい髪質は剛毛だといえます。
剛毛はたんぱく質がしっかりと結びつくことでキューティクルなどの繊維密度が濃くなり隙間がなくなることで起こる状態を指し、一本一本がとても丈夫で健康面からみれば大変良い状態です。
しかし、まとまりにくかったり、広がりやすかったり、スタイリングがしにくい難点があるためあまり好かれません。
剛毛なのは体質や遺伝によるものが多いですが、適切にヘアケアすれば理想の髪質を手に入れることも夢ではありません。
ヘアケアの基本、シャンプーの仕方
正しいシャンプーの仕方で髪の毛のダメージを防ぎます。
まずはシャンプー前に髪の毛を梳かします。
剛毛は毛と毛が絡まりにくいですが、濡れて絡まった髪はほぐすのが難しくなり切れ毛の原因にもなるので、少し手間をかけてあげましょう。
シャンプー前には髪の毛全体をお湯でしっかりしっとり濡らしましょう。
お湯で洗うだけでも意外と髪の毛の油汚れは落ちてくれるので、無理にガツガツ洗わなくても大丈夫になり、髪へのダメージを減らすことも可能です。
シャンプーはきちんと手に取り泡立ててから髪になじませます。
指先やつめなどで頭皮を傷つけないよう、指の腹でシャンプーしましょう。
シャンプーの泡はしっかりとゆすぎます。
ゆすぎが足りないとフケやかゆみの原因になるだけではなく、頭皮が荒れてしまうのでしっかりと落としましょう。
シャンプーを変えてみる
実はシャンプーを変えてみるだけでもガラリと髪質が変わる人もいます。
現在アルコール分が含まれるシャンプーやせっけんシャンプーを利用している人はアミノ酸シャンプーに変えてみるとよいでしょう。
同じくトリートメントも天然由来の成分を意識して化学調合されているものは極力避けましょう。
リンス、コンディショナー、トリートメントの違い
意外と違いが判らないまま使っている人が多いですが、リンスは髪の表面を油分でカバーしシャンプーのあとの髪の軋みを防いで手触りをよくします。
水分の蒸発を抑えて髪の水分を補水する働きがあります。
コンディショナーは髪の表面をカバーするという点ではリンスに近いですが、リンスよりも髪の表面上のコンディションを整える力が強いです。
対し、トリートメントは効果的にはリンスと同様ですが毛髪の内部にまでタンパク質成分を浸透させダメージ部分に栄養を補給できるので、髪質の改善にはトリートメントを使うのが適切です。
髪の毛の乾かし方を変えよう
髪の毛はしっかりドライヤーで乾かすべき!という共通の認識があるかと思いますが、乾ききっていないからと言って長時間のドライヤーはNGです。
キューティクルが痛んでゴワゴワとしてしまい絡まりやすく切れやすい髪質になってしまいます。
しっかりタオルで水分をふき取って、ドライヤーの時間を短く保ちましょう。
継続は力、改善は1日にしてならず
毎日お風呂に入るときに洗髪に気を付けて継続していけば少しずつ改善がみられるでしょう。
またシャンプーは個人差で合う合わないがハッキリと分かれますので、様々なものを試してみることも大切です。
自分の髪質にぴったりのシャンプーで丁寧に洗ってあげることで髪は素直に美しくなりますよ!