得意げに相手に話をしていると、うんざりした顔で「それは前にも聞いた」といわれてしまったという経験を持っている人は、少なくないのではないでしょうか。
もしかしてこれは何かの病気なのではないかと思い、不安に思っているという方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、こういった同じことを繰り返して喋ってしまう人の心理や、病気の可能性について解説していきたいと思います。
心配から同じことを何度も聞いてしまうのは、もしかしたらパニック障害かもしれない
同じことを何度も言うという症状は、必ずしも病気が原因であるというわけではありません。
人の行動にも色々あります。しかし、場合によっては病気であるという可能性もないことはありません。
例えば、同じことを何度も繰り返して聞いてくるという場合。「家の鍵閉めたかな?」と一緒に歩いている最中何度も聞いてくるというケースならば、もしかしたらパニック障害になってしまっていることもあるかもしれませんので、注意しましょう。
パニック障害になると、なにかとハラハラしながら生活することとなります。「問題が起こるのではないか、あるいは起こしてしまうのではないか」という不安が、生活を苦しくさせてしまうのです。
もしもパニック障害ではないかと不安に思ったら、一度病院で診察を受けてみることをおすすめします。
もしも思い過ごしならば気が楽になりますし、病気だったら薬の処方で治るかもしれませんよ。
同じことを何度も言う人の心理!
ここからは、同じことを日常会話で何度も言う人の心理について解説していきたいと思います。
人の気持ちを理解できないタイプの人である
人のことを傷つけるような発言を繰り返している場合は、その人が人の気持ちを理解できないタイプの人であるという可能性がありますね。
人の気持ちが理解できないと、自分自身の知らない間に周りから人がいなくなってしまいます。自分がこういったタイプならば改善するように努力しなければいけませんし、周りにこういった人がいるのであれば本人に改善してもらいたいものです。
相手が何を言えば怒るのか、つまり相手の地雷は何か。お互いに理解していれば、穏やかな日常生活を送ることができますね。
知り合ったばかりの人との会話などは、気をつけましょう。
その分野について無関心
以前説明したことをすぐに忘れてしまい、何度も聞くタイプの人は、聞いてくるわりにそのことについてはまったく興味がありません。
つまり、答えても無駄ということになりますが、きっとそこで答えなかったら相手は怒ってしまうでしょう。
あまり相手に対して感情的にならず、淡々と聞かれたことを答えるようにすることが、ベストな方法ではないでしょうか。
相手も悪意があって同じことを聞いているわけではありませんし、その場で疑問に思っていたということは事実です。ここは怒らず、穏やかに済ませましょう。
何か期待している反応があるため、それを引き出したい
例えば、相手が「新しい服を買った」と何度も言ってくる場合。「格好いいね(可愛いね)」というような返答が欲しいのに、「ふーん」「なるほど」というような淡泊な返答をされたら、相手はがっかりします。
その結果、その話はその場で終わっても、相手は無意識のうちに、あるいは意識してまた同じ質問をしてきているのかもしれません。
相手が気づいていて同じ質問をしている場合は、特に危険ですね。もしも何度も同じような返答をしていたら怒らせてしまいますし、急に返答が変わってもそれはそれで相手が怒ってしまう可能性はあります。
相手の話に疑問を抱くのもいいですが、自分は大丈夫かどうかも、一旦注意してみることが大事ですね。
普通に嫌がらせをしている
これは非常に困ったパターンですが、相手は自分で嫌がらせだと理解して何度も同じことを繰り返しているのかもしれません。
そういったイタズラ好きな人は、現実に存在しますよね。
こういったケースの場合は、あまり真剣に相手をしないことが重要です。罠にかかったら相手は大喜びして、同じことをまた繰り返してくるでしょう。
出来事に対する反応がその人の中で決まってしまっている
まったく悪意が感じられないような言葉を繰り返している場合は、起こった出来事に対しての自分の反応が固定化されている可能性が高いです。
例えば、とても面白い映画を見た場合。「この映画面白かった!絶対ブルーレイも買う!」ということを1分に1回くらい繰り返してきたら、たしかに鬱陶しいと思いますよね。
しかし、これはよほどその映画が面白かったため、その感情がその人の中で爆発しているとも考えられます。
もっと様々な語彙があれば良いのですが、あまり思い浮かばなかったためにこのような同じ発言を繰り返してしまっているということですね。