かつて結婚と離婚を経験している相手と何かのきっかけで再び出会い、わだかまりが解消されて一度は冷え切っていたはずの仲が再び結婚前のように戻っていき、現在再婚を考えている。
しかし、一度離婚した過去を持っているためにどうにもあと一歩のところで踏み切れないという方のために、この記事では同じ相手と再婚するメリットとデメリットを解説していきたいと思います。
再婚というものは大きな決断ですので、ぜひこの記事を読みながら考えてみてくださいね。
同じ相手と再婚する人はそれなりにたくさんいる
一度離婚するところまで行った相手と再婚するという人は、世の中にはたくさんいます。そのため、けっしてそういった気持ちになったことはおかしくはありません。
元々は結婚するところまで行った仲ですので、再び相手に対して愛を感じたとしてもそれは普通です。あとはしっかりと本当にその相手と再婚しても問題ないかどうかを見極めることが大事です。
何故離婚に至ってしまったのかをもう一度思い出し、また仲良くやっていけるかどうかを判断しましょう。
同じ相手と再婚するメリット
それでは、同じ相手と再婚するメリットをいくつか解説していきたいと思います。
一度失敗をお互いに経験しているから気をつけられる
同じ人と再婚するということは、一度離婚まで行ってしまっているということ。つまり、失敗、挫折を経験しているということです。
お互いに至らなかった部分があったということを知っているわけですので、そこに気をつけて今後の結婚生活を送っていくことで円滑かつ穏便に過ごすことができるのが最大のメリットです。
相手の問題は相手が努力しなければいけないことですので相手次第ですが、自分に何か問題があった結果離婚に至ってしまったことがあるのであれば、そのことには気をつけて再婚後の生活をしていきましょう。
再び離婚してしまうことがないように、注意したいものですね。
相手の好みや嫌いなことがわかっている
家事においては、一度結婚生活を送っているということで別の人と結婚するよりもスムーズに行うことができるのが同じ人との再婚のメリットです。
食事を作るときも掃除の時も、出かけるときもどうすればいいかをわかっているので安心できます。ストレスもそれほど溜まらないのではないでしょうか。
子供がいるなら実の父親・母親同士だと色々と安心
子供がいる場合は、同じ人との再婚であれば基本的に問題なくその後の生活を行うことができます。物心がつく前に離婚した場合であってもそれは同様です。実の親ですので、子供は悩むよりもうれしさの方が勝るのではないでしょうか。
別の相手との再婚である場合は、子供は非常に悩みます。自分とは赤の他人である人物が保護者として接してくるのは頭ではわかっていても受け入れられないものです。
また、結婚相手側としてもこの点は非常に難しく感じてしまうでしょう。突然子供を自分の子供として育てることになるというものは、なかなか難易度が高いものです。場合によっては虐待などに走ってしまう可能性もあります。
何か問題を起こしたとき、自分の親に怒られるのであれば納得して反省できても、新しいお父さん、お母さんの場合は反省以上に不愉快さの方が上回ってしまい逆上するなどして、傷つけ合う結果につながってしまうかもしれません。
同じ相手と再婚するデメリット
喧嘩になるとまた離婚しかねない
一度離婚するところまで行ってしまっているということで、喧嘩が起こったとき、とくに一度それが原因で離婚に至ったような自体になってしまうともう手がつけられません。
離婚へのハードルも多少下がってしまっているため、また離婚してしまう恐れがあります。再婚の際は、気をつけた方が良いでしょう。
再婚して少し経てばいつもの日常
再婚するまではドキドキでも、再婚後しばらく経てば新婚をすぐに通り越して結婚前と同じ日常が帰ってきます。
本当に結婚して良かったのかどうかなどでまた悩んでしまうことがあるかもしれません。
この点についても、よく考えた方が良いでしょう。
子供がいた場合国からの免除などがなくなる
母子家庭などになっていた場合は、国から様々な補助が出ますよね。再婚するとそれらの特典は当然ながらなくなりますので、この点は理解したうえで再婚しましょう。もっとも、再婚するのであればこの点はあまり問題はないかもしれませんね。
うまくいくかはお互いの気持ちと行動次第
最終的には、過去の失敗をお互いに生かせるかどうかにかかっています。再婚はけっして悪いことではありません。しかし、挫折を踏まえて新しくやり直すことはそれなりに大変なことですので、円滑に結婚生活を相手と送るには努力が大事です。
また離婚してしまわないように、今度は気をつけながら結婚生活を送ってみてはいかがでしょうか。