地毛が茶色の原因は?学校や就活などでは黒くしたりしなきゃダメ?!

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染めたり脱色したわけでもないのに何故か地毛が茶色なことってありますよね。

茶髪に憧れる友人に羨ましがられたり、わざわざ髪を傷めてまで染める心配が無くて良いと言われるかもしれません。

 

しかし周囲からからかわれたり、地毛なのに先生や上司からあらぬ疑いをかけられたりと辛いこともあります。

ここでは地毛が茶色い原因から面接などでの対処法、染めずに直す方法まで紹介します。

 

地毛が茶色い原因は?

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染めたわけでないのに地毛が茶色い原因はいくつかあります。

なぜ日本では黒髪が普通なのか、それは髪の毛に含まれるメラニン色素の量に関係します。

 

メラニン色素にはユーメラニンとフェオメラニンがあり、前者が多いと色が濃くなり後者が多ければ赤みを帯びます。

日本人は体質的にユーメラニンが圧倒的に多いので黒髪の人が多くなります。

 

しかし何らかの理由でここから外れると地毛が茶色くなるとされています。

 

 

遺伝などの体質

 

ハーフや幼い頃の写真でも茶髪ならばほぼ間違いなく体質的な問題です。

自分だけでなく親や兄弟、親せきなどに地毛が茶色の人がいれば高確率で遺伝でしょう。

 

また幼い頃の生活環境などから発現することもあり、同じ民族でも髪質が違うというのは珍しいことではありません。

 

日光に当たりすぎ

 

メラニン色素は紫外線から肌や毛髪を守る役割がありますが、堪え切れなくなると死滅します。

強い直射日光に長時間当たっていると段々と地毛が茶色くなることがあります。

 

髪がパサつく、伸びるのが遅くなったなどの症状も出ている場合は紫外線によるダメージが強いと考えられるでしょう。

 

ドライヤーのかけすぎ

 

ドライヤーが原因の可能性もあります。

ドライヤーを高温でかけすぎるのも髪にダメージを与え、メラニン色素を減らすことに繋がります。

 

ドライヤーの温度を下げ、乾かす時間を少なくするように心がけましょう。

 

塩素による脱色

 

趣味や部活で水泳をやっている人は地毛が茶色になりやすいと言われます。

原因はプールの塩素、殺菌のためのものですが漂白剤などにも使われるように脱色作用もあります。

 

長期にわたって水泳しているなら髪の手入れには人一倍気を配るようにしましょう。

 

学校や会社はどうすればいいか

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原因はわかっても周囲が理解してくれるかは別、トラブルに繋がることもあります。

学校や会社の規則、または周囲の人間からからかわれたり染めろと強要される事案も存在します。

 

また進学や就職の面接で茶髪はそれだけでイメージが悪いことも少なくなく悩みます。

ここでは染める以外で考えられる対処法について紹介します。

 

学校の理解を得る

 

特に教育機関で安心して過ごすには、予め地毛が茶色いことを知っていて貰うことが大切です。

入学直後などに保護者同伴の上、幼少の写真を証拠に地毛が茶色いことを認めて貰いましょう。

 

これは保護者の協力を得なければ不可能ですし、学校によっては受け入れられるまでに時間がかかる所もあるでしょう。

しかし何ら悪いことはしていないのですから毅然とした態度で臨みましょう。

 

また学校によっては申請によって証明書を出してくれる所も存在します。

地毛登録制度などと呼ばれることもありますが、学校側が地毛であることを認めてくれます。

 

髪色を注意されたときは地毛であることを申請できないか問い合わせてみましょう。

 

 

面接書類に付記

 

面接など初対面での印象が合否に影響する場面では別の対策を考えなければなりません。

一番良いのは面接書類の備考欄などに地毛が茶色いことを記載しておくことです。

 

面接試験で地毛の説明をする暇は無いでしょうからこれは確実にやっておいた方が良いです。

周囲の同意があるともっと効果的、親や担任の先生にお願いして一言添えて貰いましょう。

 

しかし残念ながら書類審査では備考欄まで見られず、顔写真だけ見て落とされることもあります。

そんな事態を避けるためにも地毛であることを記したポストイットを顔写真の近くに貼っておきましょう。

 

時間の経過を待つ

 

体質以外、主に髪のダメージが原因なら時間の経過とともに黒くなる可能性が高いです。

髪にダメージを与えることは避け、こまめにケアして髪の回復を図りましょう。

 

下で紹介するメラニン色素を増やす食事も参考にして下さい。

 

傷んだ髪のケア

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髪を傷ませてしまう生活習慣があるならなるべく控えましょう。

しかし部活などでどうしても避けられないなら日々のケアだけでもしっかり行う必要があります。

 

トリートメントなどは人それぞれで結構ですが、洗髪と乾かし方には基本があるので紹介します。

 

髪に良いシャンプーを選ぶ

 

そんなに高価なシャンプーを選ぶ必要はありませんが、石鹸は髪を傷めるのでNGです。

また洗浄力や香りよりも髪に優しいことを謳ったシャンプーを選ぶようにして下さい。

 

成分にアルコール系界面活性剤(○○酸ナトリウム)やシリコンが入ったものは髪へのダメージが大きいので避けましょう。

 

しっかり洗う

 

髪を洗う前にはしっかり濡らさないとシャンプーの泡立ちが悪く、摩擦で髪が痛む原因になります。

汚れているのは髪の毛より頭皮なので指の腹で頭をマッサージするように洗います。

 

最後にシャンプーの成分が頭皮に残って髪を傷めることもあるので確実に流しましょう。

 

ドライヤーをかけすぎない

 

髪の量が多いとついついドライヤーに頼ってしまいますが、上でも述べたように髪を傷める原因です。

かける時間が少なくなるよう予めタオルで髪を挟んで叩くなどして水分を吸い取っておきましょう。

 

タオルをガシガシとこするように吹くのも髪を傷める原因になるので気を付けましょう。

ヘアブラシでとかしながらドライヤーをかけると乾くまでの時間を短縮できますよ。

 

メラニン色素を増やす食べ物

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メラニン色素はチロシンという物質から作られるのですが、これは食べ物から摂取できます。

減ったメラニン色素を増やすために食事を変えるのも手段としては有効でしょう。

 

ただし遺伝などでフェオメラニンの方が多い場合、望んだ結果と逆になってしまう可能性もあります。

チロシンを多く含む食品には乳製品や大豆食品、赤身魚などがあります。

 

特に乾燥させた食品ほど多い傾向にあるのでかつお節や高野豆腐などがオススメです。

手軽に食べられるものではチーズやしらすぼしなども有効です。