結婚してから、夫に依存してしまっているという方もいらっしゃるでしょう。
依存の仕方にも色々あります。
「夫がいなければ生きていけない」という言葉通りの思考になってしまっている方もいれば、夫の行動をすべて決めてしまうようになってしまう方もいます。
また、夫が言ったことに対してやたらに噛みついてしまったり、反対に傷づけられてしまったりすることも依存の一種です。
この記事では、夫への依存にはどのような問題があるのか、そして克服方法についても解説していきます。
さまざまな夫依存症
夫の機嫌ばかり考えているとそれは依存
結婚してからいつも夫がどう思うかを行動原理にしてしまっているという方は、まさに夫依存症です。
もちろん、夫婦生活ですので相手がどう思うか考えて行動することは大事なことではあります。しかし、四六時中夫の意見ばかりを気にしていると息苦しい生活となってしまいますよね。
そうなってしまうと妻であるあなたも個人の意志が押さえつけられてしまう(自分で自分を押さえつけてしまう)ことになり、それはそれで問題です。
お互いが対等な立場として夫婦生活を行うことが一番です。
私物をチェックしたがるのは依存
夫が何を買ったのか、スマホで誰とやりとりしているのかといったことをチェックしたがる状況は、これもまさに依存です。
私物チェックに限らず、夫が自分の知らないところで何をしているのか気になるという方は依存ということになります。
特にスマホチェックに関しては、相手を信頼したいと思っていても、どうしても浮気をしているのではないかということが気になってチェックしてしまうということがあるかもしれません。
しかし夫にとってこの行動は、自分が信頼されていないということになるため、とてもいやな気持ちになってしまうでしょう。
そしてむしろこれがきっかけで夫が浮気に走ってしまう可能性すらありますので、やめましょう。
優位に立ちたがるのもへりくだりすぎるのも依存
夫が自分に指図してくることに対して激昂してしまったり、夫の行動はなんでも自分で決めたいと思ってしまっていたりする方。それは、依存の裏返しです。
夫を操りたいということは夫ありきの行動ですので、結果的にそれは依存しているということになります。
そして、夫が言うことに素直に何でも従いすぎて言いなりになってしまっているということもやはり依存です。
もっとも、自分が納得していることに対して同意している分には問題はありません。
横暴のような命令などに対してもへりくだってしまうのでは、それはそれで依存ということです。
夫依存による弊害
夫に依存しすぎると夫が生活しづらくなる
夫に依存すると、暮らしがはかどらないのは妻だけでなく夫もまた然りです。
特に妻が厳しいという場合は問題です。妻が何でも指図したりチェックするようでは、常に監視されているということでとても息苦しくなります。
お互いにぎくしゃくしてくることによって、やがて夫は妻と暮らすのがいやになってきてしまうかもしれません。
そうなってくると浮気に走ったり、会社の友達と毎日飲みにいってなかなか帰ってこようとしないということになってしまったりします。
結婚生活が破綻してしまい離婚に至ってしまうという最悪の結末は大いに考えられます。
夫にも自由が必要です。
夫に依存すると自分も生きづらい
夫に依存してしまうということは、自分も夫というより夫に依存する自分に束縛されてしまいます。
そうすることによって自分の行動や感情に制限をかけてしまうことになりますので、フラストレーションが溜まっていきます。
なぜ依存しているのかを理解することが依存を克服する近道
依存を打ち破って生きるには、なぜ依存しているのかを理解することが大事です。
夫に依存するということは夫への好意があるということではありますが、依存してしまうということは自分になにか原因があるということです。
例えば過去に夫や夫以外の人と何か問題があったのかもしれません。
依存の原因を理解することによって自分を客観的に見つめ、そこから依存を克服する方法を見いだしましょう。
なにか打ち込める趣味を見つける
夫にばかり意識を取られてしまうからこそ、依存に陥っているということですよね。そこで、新しく趣味を見つけてみてはいかがでしょうか。
手芸教室に通ってみても良いですし、スポーツを始めても良いでしょう。
日常に役立つので、料理を始めるのも良いですね。
夫のことを忘れて楽しみに打ち込む時間を作ることによって、徐々に夫依存症は克服できるのではないでしょうか。
はじめは趣味の最中にも夫に気を取られてしまうということがあるかもしれません。ゆっくりとでも良いので、目の前のことに集中していきましょう。
やがて、趣味に本気で集中できるようになればきっと、その頃には依存症のことを忘れてしまっています。