「妊娠中は激しい運動は控えるように」とはよく言われること。
汗をかくようなスポーツはさすがに控えようと思うものの、日常生活の中でつい急いで歩いたり小走りになってしまうことってありますよね。
私も妊婦の時、通勤電車にダッシュで駆け込んでしまい後から後悔したことがあります。
妊婦が走るのってなんとなくダメな気がするけど、おなかの中の赤ちゃんに影響出る?
安定期に入ったら大丈夫?どの程度の速さなら急いでもいい?
など、気になったのでまとめてみました。
安定期に入る妊娠4ヶ月以降なら運動OK
一般的には、つわりが終わり安定期に入る妊娠4ヶ月からであれば妊婦さんでも運動をすすめられます。
軽いジョギングも、体調がよければやっても大丈夫。もちろん散歩もOKです。
おなかにさわるからといって走ることや散歩まで控えてしまっては、それこそ気分が落ち込んで体によくありません。
また、妊娠初期であっても自分の体調にあわせて体を動かすことは問題ありません。
「もし、妊娠初期に走ったりしておなかにさわったら・・・。」と心配される方も多いようですが、走ったり運動することと流産は直接の関係はないそうです。
ただ、いずれの時期であっても大事なことは自分の体調と相談し、決して無理はしないこと。
>>妊婦のお出かけや外出の際の注意点は?いつまで大丈夫なの?
ウォーキングやジョギングなどの適度な有酸素運動を行うことは、便秘やむくみの改善などにもつながりますし.
また酸素を取り込んで体の中でエネルギーに換える有酸素運動のはたらきは、妊婦だけでなく胎児にとってもよい効果をもたらします。
妊娠中の体重管理にももってこいですね。
妊婦さんへのおすすめはウォーキング
とはいえ、おなかにいるのは大切な赤ちゃんです。
速いスピードで走っていて万が一転倒でもしてしまっては大変。
軽い運動を取り入れるのであれば、妊婦さんにおすすめなのはウォーキングです。
天気のいい日には外の空気を吸いながら散歩すれば気分転換にもなりますし、産後にベビーカーで赤ちゃんとお散歩するコースなどを見つけてみたりと、妊娠中の楽しみを見つけるきっかけにもなります。
雨で散歩ができない日はショッピングモールまで車で出かけ、モール内をくまなく歩き回るという妊婦さんもいるようです。
安心・安全なマタニティウォーキングのために
妊婦さんがウォーキングで歩くスピードは1分間に60メートルほどが最適だといわれています。
まずは30分程度から始めるのがよいでしょう。
そして、重要なのは靴選び。
高すぎるヒールや底の薄い靴などはおすすめしません。
滑りにくく、着地の衝撃を吸収するような底が厚めの靴を選びましょう。
また、お茶やミネラルウォーターなどで十分に水分補給を行うことを忘れずに。
これからの季節は日差しも強くなりますので、熱中症対策にも気を配りましょう。
新しいコースを歩くときは、トイレの位置もしっかり確認することも大切です。
ウォーキング中に疲れたら無理せず休み、体調の悪い日はきっぱりと控えましょう。
体調管理にも気分転換にもなる散歩やウォーキング、あなたのペースでぜひ生活に取り入れてみてはいかがでしょう。
食事など気にすべき点はいろいろありますが、赤ちゃんのためです。
安心して出産できるようにしたいものですね。