子育てというものは、誰でも最初は未経験者ですよね。そのため、しつけはどのようにすれば良いのかもなかなかわからないものです。
1歳を過ぎると、子供は泣いて食べて寝るだけではなく徐々に自分から行動するようになっていくものです。
そのため、しつけを始める頃合いとなります。そこで、この記事では1歳半の頃の子供のしつけについて詳しく解説していきたいと思います。
1歳頃の子供がいるという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
子供のしつけにおいて叩くのは禁物
なかなか子供が言うことを聞かない場合、もう叩くしかないのではないかと思ってしまうこともあるでしょう。しかし叩くということは子供にも叩く自分にも辛いものです。
それに、頻繁に叩かれていたら子供は萎縮していつも脅えるようになってしまったり、反対に叩かれてもなんとも思わず、まったく言うことを聞かないようになってしまったりすることが考えられます。
叩かずに、別な方法で子供をしつける必要があります。
そうはいってもどうすれば良いのか、なかなか思いつきませんよね。
いくつかこの記事の中で、叩かないでしつけをする例を挙げていきたいと思います。
食事に集中しない子供には食事を取り上げる!
食事中にごはんで遊んでしまったり、立って歩き回ろうとしてしまったりすることは、1歳半~幼稚園児頃の子供にはよくあることです。
けっして自分の子供だけがおかしいというようなことはありませんので、その点についてはご安心ください。
世間の子供達は、皆お父さんお母さんにしつけられてこの癖を直していっています。
さて、具体的にどのようにして子供が食事に集中しない癖を直していけばいいのかを説明します。
ご飯を食べずに投げたり床に落としたりしてしまう場合は、まずは「投げちゃダメ」「落としちゃダメだよ」というようにわかりやすく、短く注意しましょう。
もしもまた投げようとしてしまったら、ご飯を取り上げてしまいましょう。
そうするとご飯が食べられなくなります。かわいそうですが、こうすることによって実際に自分が食べ物を粗末に扱ってしまうとどうなるかを体験することとなります。
おなかが空いてしまいますので、きっと反省するでしょう。反省している様子でしたら、あとでご飯をまた与えればいいのです。
イスから立って歩き出す子供も同様です。
この場合は「歩いちゃダメ」というのも効果的ではありますが、「ご飯を食べ終わったら立つ=ごちそうさま」という関係性を重視するのもいいでしょう。
立ち歩いてしまったら、「もうごちそうさま?」と言って食べかけのご飯を片付ける動作を行いましょう。
きっと子供はすぐに席に戻ります。その後もまた同じように立ち歩いてしまうのであれば、一度本当に片付けてしまいましょう。実際に片付けられてしまうと、してはいけないことであるということが身にしみてわかります。
食事中に言うことを聞かない子供を叩いてしまうと、食事は辛いものであるという認識になり、子供は食事が嫌いになってしまうかもしれませんので、気をつけましょう。
食事は楽しいものだけれど、マナーはしっかりと守らなければならないということを覚えさせるのが大事です。
危ないものはどう危ないのかをわからせると触らなくなる
包丁やハサミなど、家には危ないものがたくさんありますよね。子供は好奇心が強いので、何でも触ろうとしてしまいます。
そのため、子供を危険から守らなければいけません。基本的には手の届かない位置に置いておくことが大事ですが、限界はありますよね。
しかし、アイテムを目の前にしてただ「触っちゃダメ」と言われても子供はよく理解できません。
例えば以前に何かチクチクするようなものに触ってしまったことがある子供であれば、それを挙げてみてはどうでしょうか。
火を使うものや温度の高いものについては、やけどをしない程度にとても熱いもの(ご飯茶碗や湯飲みなど)に触れてしまったことがあるのであれば「熱いよ」でも十分に恐ろしさが伝わるでしょう。
なぜ触ってはいけないのかを理解させることが重要です。
単純に触って欲しくない携帯電話などは、「触るとおばけが出るよ」といったようにするのが無難でしょう。
しかしある程度の年齢になるとそれは通じません。スマートフォンやタブレットは、子供にもとても魅力的なアイテムです。
隠してしまうか、触っても何ら面白くないようにパスコードを設定してしまうことをおすすめします。
小学生頃の子供であれば、型落ちのものを入手したり、過去に使用していたものを上げたりしてもいいかもしれません。
わがままには怒りもいいけれど悲しみも大事
子供はしつけによって頻繁に怒られますので、怒られることには徐々に慣れていってしまいます。いつのまにか「口うるさいだけ」に取られてしまうことが考えられます。
そのため、わがままをやめない子供への対応としては別のパターンも必要です。
例えば、悲しむことです。言うことを聞かないことで悲しみ、泣いている真似をしましょう。このときは、わざとらしくしすぎてはいけません。
本当に悲しんでいると認識されれば、子供はきっと罪悪感にさいなまれますので、ある程度の効果が見込めます。