友人や恋人とのやりとりはメール、学校や職場でも目にするのはPC上の文章や、紙に印刷されたものでもワープロソフトを使うのが当たり前な、デジタル全盛の世の中になって久しいですね。
とはいえ、履歴書は今でも手書きですし、職場で上司や同僚と手早くやりとりするときは、やはり手書きメモを使うことが多いでしょう。
こんなとき、文字がきれいだとなんだか好印象ですよね。
きれいな字が書けるって憧れです!
しかも最近は、手書き回帰の流れもじわじわと来ているんだとか…。
とはいえ、ご自分の手書き文字にコンプレックスをお持ちの方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、大人の文字練習の仕方についてご紹介したいと思います。
字をきれいに書くための持ち方は?
まずはペンの持ち方から。
指は「親指・人差し指・中指」でペンを軽く持ち、手のひらにはS玉の卵を握っているイメージで空間をつくりましょう。
ペンが当たる部分が、それぞれの指の第一関節になるよう、意識してみてください。
ペンを持つ手と指にはあまり力を込めないようにするのがコツです。
字をきれいに書く方法やコツ
誰もが教科書のお手本のような字が書けるわけではありません。
実は「字がきれい」と評判の人の文字もよくよくみると強いクセがあったりするものです。
つまり、きれいな字とは「きれいに見える字」というわけです。
さて、そんな文字を書くためのポイントがいくつかあります。
・バランス
・統一感
・メリハリ
文字の大きさや、上下左右の高さなど、バランスに注意しましょう。
上下は揃える、左右のバランスは右の横幅を左側より若干大きめにするのがよいそうです。
また、傾くクセがある方は傾斜を揃えると、全体ではバランスと統一感が取れて見えます。
ひらがなやカタカナの曲線部分は意識的に丸く滑らかにし、漢字の直線部分や、とめ・はね・はらいなどはしっかり書くと、メリハリのついた文字になります。
字を書く練習をしてみよう!
思い立ったが吉日! ということで、さっそく字を書く練習をしてみましょう。
大人向けの、文字練習テキストがたくさん出版されていますから、こういったものを上手に取り入れてみましょう。
我流で練習して悩むより、手っ取り早いのが一番。
本を選ぶときは、長々と反復練習させるものよりも、短期間で終われるもののほうが、忙しい大人には向いています。
例えばこの本だと、きれいな文字を書くためのポイントを「ルールとリズム」に絞ってあり、かつDVD付きなので実際にお手本を書いている手元を見られるところがオススメです。
筆記具に頼ってみよう
手書き回帰の流れと同時に、このところ静かなブームになっているのが万年筆です。
ボールペンなどに比べて、インクの補充などのメンテナンスが手間ですし、何よりお値段も張るため、一部の趣味人が使うものという印象が強かった万年筆ですが、初心者向けの安価なものや、子ども向けの商品がヒットしているそうです。
インクの濃淡や、筆圧によって変わる文字の太さなど、「癖」を「個性」に変えてしまうところが最大の魅力でしょう。
ちなみに、フランスやドイツの小学生は、日本でいう「かきかた」の授業で、必ず万年筆を使う指導を受けるのだそう。
あなたも、文字のおけいこに万年筆を使ってみてはいかがでしょうか?
なんだか、さっそく字の練習をしてみたくなりませんか?
手書き文字を目にする機会が減ってきた今の時代だからこそ、よけいにきれいな文字は高評価されると思います。
たとえお手本どおりでなくても、あなたの人となりが見えてくるような味わいある文字が書けるようになるとよいですね!