子どものころ、学校で受けた健康診断に「身体計測」というのがありましたよね。
身長・体重・座高などを測ってもらいました。
なんと2016年度から、小中学校での座高の計測がなくなるそうです。
データがほとんど活用されることがないというのがその理由だとか。
あれって、胴長であることが数字で出てくるのでなかなか複雑な測定メニューでした…。
さて、座高の測定がなくなっても、人と肩を並べて座れば座高の高い低いはけっこう目立ってしまうもの。
今回は、そんなちょっと気になる座高にまつわるあれこれについて調べてみました。
日本人の座高:身長別の平均は?
そもそも日本人は欧米人に比較して座高が高め=胴長であるといわれています。
これは日本人の昔からの食生活に理由があります。
わたしたちの祖先は、長いこと野菜(草)や穀物などを主に食べてきました。
肉食に比べると、草や穀物の消化には長い時間がかかります。
そのため、肉食の欧米人よりも腸が長くなったのだそうです。
日本人の食生活も欧米化が進んでいますから、何世代もあとになれば、もっと胴が短くなるかもしれませんね?
さて、日本人の座高の身長別平均はどのくらいなのでしょうか?
調べてみたところ、なんと、ちょっと困ったことが分かりました。
冒頭に書いたように、座高のデータはこれまで学校での計測だったために、17歳までのものしかないようなのです。
つまり成人のデータはないのですね。
それをふまえての、おおまかな平均は以下の通りです。
- 女子
152cm/82cm
155cm/84cm
158cm/85cm
- 男子
160cm/85cm
168cm/90cm
171cm/91cm
日本人の平均身長と座高のおよその関係がわかるのではないでしょうか。
座高が高い原因って?
大人になって今さらとは思いつつ、座高が高くなってしまった原因はいったいなんなのか知りたいですね。
座高の数字が大きい=短足(=ショック!)と思いがちですが、実はちょっと違うんです。
座高にはとあるパーツが大きく関わってきます。
腰かけたときに椅子の座面にあたる部分…そう、お尻です!
お尻の脂肪や筋肉のつき方によって、座高の数字はかなり変動します。
少し前に「30デイズ・スクワットチャレンジ」という、スクワットしまくってお尻の筋肉を鍛えるというトレーニングが流行りましたよね。
お尻の筋肉は大きく厚みがあるうえに、筋トレでますます大きくなるところ。
立ち姿を見ると脚がすらりとしているのに、座高の数字を見ると胴長なんだけど? という場合は、お尻の筋肉と脂肪の厚みが原因である可能性が高いです!
座高を低くする方法は?
となると、座高の数字を小さくすることにあまり意味はなさそうですね。
むしろ、「座高を低くしたい」とお考えの方は、つまり脚を長く見せたい!とお悩みなのだと思います。
こちらはやはり、O脚やX脚など、脚の歪みの改善や、女性であればハイヒールを履くなどが有効なのではないでしょうか。
脚の歪みは、接骨院などで歪み矯正が行われていますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
歪みが完全に治るまで少し時間はかかりますが、数cmほども脚が長くなることもあるみたいですよ!
また、適度な運動も大事です。
それこそお尻や太ももをしっかり鍛える運動をして引き締めれば、脚がすらりと長く見えますよ。
いかがでしたでしょうか?
同じくらいの身長の人と並んで座っていて、立ち上がったときに自分のほうが背が低かったりするとショックです。
でもそれ、座高が高いのではなくてあなたのお尻・太ももの筋肉が鍛えられているからかもしれませんよ!