顔や体のどの場所であっても、目に付くところに傷跡があるのは、気になるものです。
手術痕も同じですね。
近年は技術が向上して、きれいに縫合されて目立ちにくくなっているようですが、できれば痕を消したいとお悩みの方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、手術痕を消す方法にはどんなものがあるのか、調べてみました。
手術前にできること
もしこの記事をご覧になっておられる方が、これから手術を受けるという場合。
お医者さまと話をして、傷痕をなるべく残さないように縫合していただくよう、お願いをしておきましょう。
これは筆者の知人の例ですが、太もも部分の手術でしたが20cm以上の大きな傷になるため、顔の手術に使う縫合方法でとお願いしたそうです。
傷痕は残っているものの、やはりかなりきれいです。
手術直後にできるセルフケア:その1
手術の内容や医師の方針にもよりますが、手術後には傷口を広げないようにするテープを貼ることがあります。
たとえば、帝王切開をした場合は、数ヶ月間、自分でテープを貼り替えながらケアすることもあるようです。
このとき、傷口を両側から寄せるように貼るのがコツなんだとか。
傷痕が細い線状になるので、目立たなくなります。
手術直後にできるセルフケア:その2
縫合がどれほどきれいにできていても、やはり傷は傷で、組織が痛んでいます。
こういう状態の大敵が紫外線。
手術痕が服の外に出る場所にあるなら、紫外線対策は万全にしましょう。
テープやサポーターを使って日に当てないようにしたり、ビタミンCを積極的に補給するなどが効果的です。
また、傷痕がきれいに治るには保湿もとても大事です。
傷口がふさがったら、クリームやオイルなどでこまめな保湿を心がけましょう。
また、個人で購入できるグッズとして、傷痕に当てる医療用のシリコンクッション材が販売されています。
保湿効果も高いようです。
傷痕がケロイド状で痛みがあるとき
傷痕がケロイド状になって痛みがある場合は、まずは手術をした病院で診察してもらいましょう。
ステロイドの配合された薬による治療になるケースが多いようです。
症状に応じて、筋肉注射・薬剤入りテープ・塗り薬などを処方されることになります。
ケロイドが軽症で、痛みがとくにないのであれば、市販の塗り薬でセルフケアもできます。
- 抜糸後で傷口がふさがっている。
- ミミズバレのように赤くなり固く盛り上がった光沢のある症状(小林製薬HPより)
以上の条件を満たせば、手術跡のケロイドに使えるようですよ!
手術から時間が経過しているとき
ずいぶん前にした手術の痕で、やっぱりきれいにしたいという時は、形成外科や美容皮膚科、美容整形外科へ相談してみましょう。
手術痕を消すための手術というものがあります。
場合によっては、保険が適用される手術を受けられることもあります。
ぜひ、一度医療機関へご相談なさってください。
ご参考になる項目はあったでしょうか?
気になる傷痕が、目立たなくなるとよいですね。