立ちっぱなしで腰痛!足が痛い!対処法は?疲れにくい立ち方で改善しよう!

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一日中の立ち仕事。

だんだん腰が痛くなってくる。

 

一日が終わるころには、足はパンパンですごく痛い!

腰も重だるいのがなかなか引かない。

 

誰かにマッサージしてもらいたいような感じ。

疲れない方法はないの?

 

同じ疲れているのでも、カロリー消費でダイエットに繋がってるとかならまだ我慢できるけど、そのへんはどうなの?

今回はみなさんのこんなお悩み、疑問に答えていきます!

 

 

立ちっぱなしは疲れる…

 

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立ちっぱなしだと、絶対に座ったり寝ているよりも疲れているはず

いったい、どれくらいのカロリーが消費されているのでしょう?

 

よく使われる計算式があります。

消費カロリーは、2×体重×立っている時間(時間単位)で計算できます。

 

もしあなたが50kgで、6時間立っていたとしたら、2×50×6=600kcalの消費になるのです。

座っていればだいたいこの半分のカロリー消費で済むと言われています。

 

ずっと座っているデスクワークに比べれば、かなりのエネルギー消費だと思いませんか?

満員電車の中なんかになると、座っているのに比べて2倍の消費カロリーとも言われているのです。

 

足も痛くなって来るし…早く座りたい!

 

なぜこんなに足が痛くなるの?

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ただ同じ姿勢でいるだけだし、走ったり飛んだりしたわけでもない。

なのにどうして足が痛くなるのでしょうか

 

それは、血流が滞ってしまうからだと言われています。

ずっと立っていると、体の下側にある下半身、特に足から心臓に血液が戻りにくくなってしまうのです。

 

もしあなたが歩いていたら、足の筋肉がぎゅっぎゅっと収縮することによってポンプのような働きをして、血液を押し上げます。

 

このことから、足のことを「第二の心臓」と呼ぶこともあります。

血液は、体に酸素を行き渡らせるとともに、老廃物を流し去る働きがあります。

 

なので、うまく血液が流れないと、老廃物が出てきたところに溜まったままになってしまいます。

この老廃物の中に乳酸があり、以前はこの乳酸が疲労を感じさせる物質だと考えられていましたが、実はそれは間違いだと言われ出しています。

 

ではなにが疲れを感じさせるのか。

 

一つの説として、2008年に東京慈恵会医大の近藤教授らによると、活性酸素により細胞が傷つき、そのときにFF(fatigue factor、疲労因子)というタンパク質が放出され、これが増えると疲れとして感じられるのだとされています。

 

なお、立ちっぱなしで腰も痛くなる方がおられると思います。

 

これは、長い間同じ姿勢を取り続けたことによって、筋肉が固まってしまうことによるものです。

 

痛いのは嫌だ…

55009c41c4bedd3786476589dad6be4c_m学問的なことをいくら言っても、少しでも痛くないようにできないと意味がないじゃないか!

わかりました。

 

対処法をお教えしましょう。

 

足や股関節を適度に動かす

 

血液がうまく流れるように、ポンプを動かす(筋肉を収縮させる)のです。

小学校や中学校でやった、アキレス腱のストレッチを覚えていますか?

 

あれと同じような姿勢で、ぐーっと股関節を伸ばすと腰が楽になります。

また、足のだるさや痛みなら、ぶらぶらと足をふってみるなどでだいぶ楽になりますよ!

 

マッサージする

 

ふくらはぎを揉むと、血液の流れが良くなって痛みがマシになります。

足先から体の中心に向かって流すイメージでやるといいですよ。

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寝そべって足を上に上げる

これも有効です。

 

重力で血液を心臓の方に戻してやるわけです。

難点は、いつでもどこでもというわけにはいかないところでしょうか…。

 

ストレッチをする

 

背筋や腰回りの筋肉を、ぐーっと伸ばしてやります。

腰痛の場合、腰回りの筋肉のこわばりが原因とされますので、それを取ってやる意味でも効果的でしょう。

 

お風呂で温まる

 

お風呂で体を温めれば血流が良くなります。

好きな入浴剤を使ったり、ついでにマッサージをしたりしてみましょう。

 

 

立ち方を工夫して予防を!

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いくら解決法といっても、また痛くなるのでは元の木阿弥です。

なんとか痛くならないような立ち方はないものか。

 

力を入れずにうまくバランスを取りながら立つ

 

これは特に電車の中などで有効です。

くる力に逆らわず、倒れない最小限の力で立ちましょう。

 

お腹にぐっと力を入れて立つ

 

おへその少し下あたりに、丹田と呼ばれる場所があります。

ここにぐーっと力を入れると姿勢も良くなり、疲れにくいですよ!

 

それでもすぐ痛くなる…

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こういうことを試しても、まだ痛い。

あるいはいったん痛みが取れてもすぐに痛くなる。

 

こんなときはお医者さんに行った方がいいかもしれません。

足がだる重く、腫れてしまっているような場合、下肢静脈瘤という病気の可能性もあります。

 

腰の場合、あまり痛いなら腰椎骨折なども考えなければならないでしょう。

受診するなら整形外科、あるいは内科でも大丈夫だと思われます。

 

なお、足だけでなく全身がすぐだるくなる、おかしいなと思ったときもぜひ内科を受診してくださいね。

 

 

いかがでしたか?

立てば疲れる、腰が痛くなるとはわかっていても、仕事や用事で立たざるを得ないことも多いでしょう。

 

できるだけ負担を減らして、楽になるように、この記事を活かしてみてください。

そして、おかしいなと思ったらすぐ病院へ

 

ころばぬ先の杖ですよ!