家に帰ってきて一息、ふと足を見るとなんだか爪が白い?
なんてこと、ありませんか?
最近では、ペデュキュアをしている女性も多いので、白くなっていることに気付かないこともあるでしょう。
しかし、放っておいたらなんだかボロボロと崩れてきたり、ぺろりと剥がれちゃったり、なんてことになってしまったらびっくりしませんか?
そうでなくとも、爪に異常があると、ボコボコになったりするので、ペデュキュアを塗っていても気付くこともあるでしょう。
さて、そんな足の爪の異常。
どんなものがあるのでしょうか?
多い原因を調べてみました。
足の爪が白い!?原因は?対処法は!?
爪が白い、と言っても放っておいて良い物から重症のものまで原因はさまざまです。
また、本当に足の爪だけの異常なのか、手の爪にも症状は出ていないか、身体のだるさや倦怠感など他の症状は無いか、よく自分の身体を思い返して見ましょう。
爪の水虫
爪が白くなって一番に疑うのがこれだと思います。
初期症状として、爪全体が白く濁り始めます。
それが、ぽつぽつと白い点のように見えたり、白い線として現われることもあります。
ここまでですと正常な老化現象でも白い線が現れることがありますし、下記の爪甲斑点など無害な症状でも白い点が出ますので、医師や慣れた人にはわかっても、水虫になったことが無い人ですと区別が付きにくいかもしれません。
症状が酷くなり、日に日に悪化しているようであれば水虫を疑った方が良いでしょう。
そのうちに、白く濁った爪が黄色っぽく変色し、ボロボロと崩れてくることもあります。
ここまでくると、完治に一年近くかかる可能性も出てきます。
水虫は白癬菌という菌が原因で起こる病気で、爪だけでは無く、どこにでもできる可能性があります。
一番多く、有名なのが足にできる水虫ですよね。
足の指の間が、赤くなったり痒くなったりするあの有名な症状です。
足にできる事が多い、ということは、手の爪よりは足の爪の方が白癬菌に感染する可能性が高いということです。
しかし、爪の水虫には、想像するような痒みは痛みはほとんど無く、老化か何かだろうと、たいしたことは無いと放っておいてしまうこともあるようです。
白癬菌は湿度の高い所を好むので、靴下や靴でずっと蒸れ続けている足は、白癬菌にとってとても居心地の良い環境でしょう。
大問題ですね。
まずは、学校や仕事から帰ったらなるべく乾燥させるようにしましょう。
その足を拭いたタオルや裸足で履いたスリッパなどを共有すると家族や同居人にうつってしまう可能性がありますので気をつけましょう。
爪の水虫は、市販の薬ではなかなか治りにくいので、皮膚科を受診して確実に完治させましょう。
爪カンジタ
一部の爪だけに起こる症状で、水虫と間違えやすく、そして多いのがこの症状です。
こちらも足の爪になりやすいです。
爪水虫と良く似た症状で、素人目にはなかなかわかりにくいので、爪が白く分厚くなったりボロボロになったら自己判断せずに皮膚科を受診することが大事です。
カンジタというと、性病が有名のですので、感染が心配になると思いますが、水虫と比べるとあまり感染の心配はいらないと言われていますし、治療に入っていればうつることは無いとされています。
しかし、自然に治る病気ではなく、放っておくとどんどん悪化してしまい、基本痛みの無い病気ではありますが、爪の変形もあり、少し痛みが伴ってくる場合もあるので、早めに受診しましょう。
爪甲斑点
読んで字のごとく、爪に斑点が現れる症状です。
爪、主に根元に白い斑点が現れるので、とても心配になってしまいます。
しかし、稀に、内臓疾患が原因なこともありますが、多くの場合放っておいても大丈夫です。
不安で仕方が無い時は、罹り付けの医師に相談してみるのも良いでしょう。
鉄欠乏性貧血・糖尿病・その他の病気
これらの場合は、足だけでは無く、手の爪にも広く現れます。
ので、手の爪の異変に気付く方が先かもしれません。
爪は健康のバロメーターですので、何かしら疾患があると爪にも異常が出ます。
両手の爪、足の爪全域におかしなところがある、または発熱や倦怠感などがあるという場合にはすぐに医師に相談しましょう。
まずは内科で相談して見るのが良いでしょう。
水虫でも放っておくと大変!皮膚科で適切な処置を!
辛い痒みも痛みも無いし、たかが水虫、そう思って市販薬ですませようとしている方、結構いませんか?
先に述べた通りカンジタ菌であった場合は、水虫の薬では治せませんし、素人判断はなかなか難しい病気でもあります。
家族にうつす可能性もありますので、たかが、などとあまく見る事はせずに、すぐに病院へ行って適切な治療を受けましょう。