かかとがガサガサ、パックリひび割れて痛い……もうすぐサンダルやミュールを履くのが楽しい季節なのに、こんな状態では楽しむことが出来ない!
そんなご経験はありませんか?そのガサガサの原因は水虫かもしれませんよ?
いえ、かかとはガサガサしますが乾燥肌であって痒みはないので水虫ではありません!と言う場合も勿論ありますが、可能性は捨て切れません。
適切なケアをしない限りそのガサガサ自然と治ってくれたりはいたしません。
原因とそのケアの方法をご説明してゆきましょう。
かかとがガサガサ、足裏の皮がむけている、これって水虫?
水虫と言えば、指と指の間がかゆ~くなる嫌な病気。
人にも伝染ることがありますし、何よりも体が痒くなる病気だなんて自分が不潔みたいで絶対に嫌!と思うのも無理からぬこと。
水虫にかかる人、みんながみんな不潔だからと言うわけではありません。
感染してしまって誰かから菌をもらってしまったら清潔な人でもなるのです。
かかとガサガサが何故、水虫を原因とするかというと皮膚を硬化させてしまうタイプの水虫も存在するからです。
痒くはないけれど、カチカチこちこちで頻繁に皮がめくれる、と言う方は一度きちんと病院で診断してもらいましょう。
またガサガサの原因は水虫に限らず細胞の新生、ターンオーバーサイクルの乱れによっても引き起こります。
人間は多細胞生物ですので毎日細胞が死んでは生まれ変わりを繰り返し体を維持しています。
この乱れによってかかとの皮膚がカチコチになってしまうこともあるのです。
硬くなってしまったかかとのガサガサは古い角質や老廃物の塊と思ってしまっても良いでしょう。
適切な対応さえ知っていればすぐにでも治してゆくことが可能です。
あせらずきちんと対策をとってゆきましょう。
ケアに必要なのは軽石!その使い方と予防の仕方
実は軽石を知らない、見たことが無いという人は一定数います。
ご家庭で使う機会がなかった方は多くの場合存在を知らず、ずっと知らないままなんて方もいらっしゃいます。
ホームセンターのお風呂用品売り場で、ちょこんと置かれている石鹸大くらいの灰色の石が軽石です。
呼んで字のごとく、石の形をしておりまぎれもなく石なのですが、とても軽く、その軽さは水に浮くほどです。
最近では100円ショップでもドラッグストアでも簡単にお求めいただけるのでご近所の売り場をのぞいてみてください。
軽石の使い方と水虫の対応法
さて、この石をどう使うかと言うと硬くなってしまったりガサガサになったかかと部分にあてて削るようにこするのです。
利用シーンはお風呂など硬い皮膚がふやけやすい、なおかつお湯のある場所でが宜しいでしょう。
まずはよくお湯につかって足裏を柔らかくしてあげます。
勿論1日中働いた足を労わるのも忘れず、丁寧に洗ってあげたりマッサージなどしてあげるとリラックス効果が生まれます。
軽石もお湯などにつけ、ふやかします。
ふやかすといってもデロデロに柔らかくなるわけではないので、お湯を含ませる程度の意味合いになります。
お湯を含ませた軽石で硬くなっていた皮膚や水虫部分を優しく、ゆっくりこすってゆきましょう。
皮膚もお湯でふやふやの状態なので余り強くこすると皮膚がめくれて痛い思いをします。
力任せにこすると次回に生まれ変わる皮膚にも刺激を与え、角質に傷が出来、皮が厚くなってしまうこともありますので注意が必要です。
程度こすったら、もう一度きれいに洗ってあげましょう。
これを暫く1週間~2週間も続ければ不思議と治ってゆき、予防対策にもなります。
時間をかけてやることが大切なのでガッツリがりがり削って早くつるつるかかと!と急がず、ゆっくり長い目で対応していってください。
足のガサガサは足にかかる負担のあらわれです。
足は常に靴や靴下などで圧迫され、体重を支えているので人体のいかなる部分よりも負担は大きいものとされています。
改善することで足は毎日少しずつ養生し、ニオイを抑える効果や水虫の再発、ターンオーバーサイクルの乱れから無縁の足になってゆきます。
毎日を健康に、どこまでも自分の足で進んでゆけるよう、足のケアは大切にしてゆきたいですね。