この記事にたどり着いてくださったあなたは、今現在妊娠していらっしゃるか、あるいはご家族や親しい方がおめでたでいらっしゃるのでしょうか。
そしてきっと、お腹の赤ちゃんが逆子ということで、ご心配なさっているのだと思います。
赤ちゃんが生まれてきて、元気な顔を見せてくれるまで、本当に心配は尽きませんよね。
そこで今回は、逆子にまつわる情報をお届けいたします。
逆子はいつごろまでになおらないと帝王切開に決まる?
できれば自然分娩で…と思っていても、逆子ちゃんがなおらなかった場合、第一の選択肢に来るのが帝王切開です。
逆子の赤ちゃんとお母さんにとって、これがもっとも安全で確実な手段だからです。
さてその帝王切開ですが、臨月に入った妊娠37〜38週のころに手術日を決めることになるようです。
このころは、定期検診は毎週受ける時期ですので、そのときに主治医の先生からお話があるでしょう。
もちろん、その日までに逆子がなおれば自然分娩となります。
逆子で帝王切開になる確率はどのくらい?
ただでさえ不安な出産なのに、そのうえ帝王切開となると気になることも多いですね。
「逆子だったけれど自然分娩したよ!」という話も聞くし、実際のところ逆子であっても100%帝王切開ということはなさそう。
産科によっては、逆子であってもなるべく自然分娩を目指すところもあるようです。
とはいえ、逆子の自然分娩は赤ちゃんにもお母さんにもとても負担がかかり、産科医や助産師さんの力量も問われる難しいお産です。
そのため、大半の産科ではなるべく安全な帝王切開を選択することになるようです。
そして、最後の最後まで逆子がなおらないケースというのは、約3%なのだとか。
なんと、帝王切開のつもりで病院に行ったら逆子がなおっていた! ということもあるそうです。
赤ちゃんの生まれてこようとする力ってすごいですね。
逆子がなおらない原因って…
ところで、逆子がなおらない原因には、どんなものがあるのでしょうか?
妊娠中期(16〜27週)くらいまでは、赤ちゃんはお母さんのお腹のなかで自由自在に回転しながら過ごしています。
後期に入り、とくに臨月が近くなると、赤ちゃんの頭が下になる姿勢に定まります。
肝心の逆子ちゃんがなおらない原因ですが、以下のようなケースが挙げられます。
- お母さんの骨盤が小さい
- 前置胎盤(胎盤の位置が通常と異なるケース)
- 子宮筋腫や子宮奇形
- 羊水の量が多すぎたり、少なすぎる
- 双子以上の多胎妊娠
また、へその緒が赤ちゃんの自由な回転を妨げる位置にあるため、逆子がなおらないという話もよく聞きます。
逆子をなおす方法
実はいろいろとあるようですよ!
マッサージ
産科医、助産師さんによるマッサージです。
お腹の上から子宮のなかの赤ちゃんを回転させて、正しい位置にしてもらいます。
ただ、これでも戻ってしまうこともあります。
お母さんの逆子体操
産科医、助産師さんから体操を教わることもあるようです。
整体、鍼灸治療
これは筆者も初耳ですが、逆子に効果のある整体や鍼灸治療があるそうです。
経験豊富なところを探して、試してみてはいかがでしょうか?
ご参考になりましたでしょうか。
逆子と聞くと心配になりますね。
でも、赤ちゃんとお母さんの安全が最優先です!
自然分娩でも帝王切開でも、元気な赤ちゃんが生まれてくるといいですね。