鏡で自分の顔を見る度に目立つ頬骨の高さ…嫌になりますね。
髪の毛を上げて輪郭を見せると頬骨が出てしまい、ヘアメイクに困ります。
ただでさえ顔が大きく見えるのに痩せるほどに目立ち、マッサージしても効果は芳しくなく…。
どうすれば頬骨が高いのを解決できるのか、方法について探っていきます。
頬骨が高い原因は?
人間の頭蓋骨はいくつかのパーツが組み合わさっており、ほっぺの辺りには頬骨(きょうこつ)が存在します。
頬骨は側面を通って側頭骨(そくとうこつ)へ、そして頭頂骨(とうちょうこつ)へと繋がっています。
つまり頬骨が高いのは頬っぺただけでなく頭蓋骨全体が歪んでいるのが原因の場合もあります。
では頬骨が出る原因、頭蓋骨の歪みはなぜ発生するのでしょうか。
噛み合わせが悪い
幼少期から歯並びが悪かったり、抜歯後に適切な処置を取らなかった場合が考えられます。
噛み合わせのバランスが悪いままでいると顔の筋肉も整わない状態で発達します。
顔の筋肉に引っ張られて骨も歪み、頬骨が異常に出っ張ることもあります。
日常のクセ
歯ぎしりや常に片方の奥歯でのみ食べ物を噛むのも噛み合わせを悪くし、頬骨が出っ張る原因となります。
頬杖をつく、足を組むなど歯に直接関係のないクセでも頭蓋骨のバランスに影響します。
偏頭痛や耳鳴り、慢性的な目の痛みにも悩まされているなら可能性は高いでしょう。
遺伝
親などの遺伝などで生まれつき頬骨が出ている、ということもあり得ます。
だから矯正しようがないということではなく、普段の生活から頭蓋骨が歪んで本来以上に頬骨が出ていることは十分にあり得ます。
歪みを矯正すれば低くなったり、後で紹介するメイクや髪形で目立たなくすることも可能です。
頭蓋骨の歪みの見分け方
- 左右の耳の位置が違う
- 左右の目、眉毛の位置が違う
- 口角の左右の高さが違う
- 左右の目の大きさ、まぶたが違う
- 左右の鼻の穴の大きさが違う
- 眉間から鼻の頭へ、口先からアゴが一直線でない
- 顔が曲がっている
自分の頭蓋骨が歪んでいるか判別するには、顔のパーツのバランスを見ることです。
鏡を見てこれらの2つ以上が当てはまっていれば少なからず頭蓋骨の歪みが出ています。
歪みの矯正をすることで徐々に頬骨が低くなるでしょう。
頬骨を目立たなくする方法
自分が気にし過ぎているだけで周りからはそれほど目立って見えていないこともあります。
まずは頬骨が目立たなくする方法で自分に自信を持ってみましょう。
頬骨を隠すメイク
チークを頬骨の下の少し中央寄りの位置、横からスッとつけるだけでもずいぶん印象が変わります。
あまり明るい色を選ぶと強調してしまうので、暗めの落ち着いた色が良いでしょう。
頬骨の内側、鼻の横に逆三角形にハイライトを乗せることでふっくらと頬骨が目立ちにくくなります。
また涙袋やほくろを書いて頬骨以外に注目させるのもなかなか有効です。
笑いながら眉書きで涙袋のラインをなぞったり、白やベージュのシャドウを乗せるのもアリです。
ほくろは頬骨の周辺、鼻の横や黒目から縦に繋げたラインに書くと映えます。
頬骨を隠す髪型
サイドの髪部分を顎に当たる長さで切り揃えた姫カットがオススメです。
サイド部分に段カットを入れて、顔を包むようにすると髪の量が少なくてもしっかり隠れます。
くせ毛ならば全体的にウェーブをかけるだけでも頬が自然に隠れるので良いです。
ショートならば前下がりボブで顎のラインに沿って顔の両側を隠すようにカーブさせると良いでしょう。
頬骨が出てるのを治すには?
とはいえオシャレの幅は狭まるし、原因が根本から解決されたわけではありません。
もっと頬骨自体を低く、目立たないようにするために出来ることを紹介します。
マッサージ
顔の筋肉が偏って発達または強張っていることで頬骨が出てしまう場合に有効です。
まずは片手で片側の頬骨を、もう片手で顎を押さえて左右反対方向に動かすのを両方行います。
または片側の頬骨は四本指で下から押し上げ、もう片側は頬骨の上に指を引っかけるように押さえます。
顔に歪みが出来ているならばこれを続けるだけでも頬骨が低くなります。
輪郭矯正
整体や鍼灸、ピラティスやヨガなど様々な技法で顔の歪みにアプローチします。
自分で矯正するのには限界があるけど、手術には踏み切れないならこちらが良いでしょう。
中には全く効果の無いインチキも少なからず存在しますので、値段だけで選ばない方が良いでしょう。
カウンセリングやお試しを受けた上で、料金やスタッフの雰囲気なども考慮して選ぶようにしましょう。
整形手術
頬骨を削って輪郭を整形する手術で、骨格自体が原因なら最も確実な解決法と言えるでしょう。
金銭的な問題はもちろん、術後の経過や開口のリハビリなどで1カ月程度要することになります。
これらのデメリットもしっかり考えた上で臨むようにしましょう。
また、医療機関だからといって失敗が一切ないわけではありません。
中には大して変化が見られないことや表情筋を傷つけられ顔面神経が麻痺するといった失敗例も存在します。
安さだけを売りにするクリニックは避け、評判や値段をしっかり勘案してから手術を受けましょう。