なんだか頬に触れると腫れている!
なんてことになったら、とてもびっくりしますよね。
痛みがある、皮膚の下にしこりを感じる、奥の方にある、などさまざまな状態があると思いますが、一体、何が原因なのでしょうか。
今回は、そんな、頬の腫れの原因について調べてみました。
自身の症状と照らし合わせながら、どれが一番近い症状か見て行きましょう。
頬の腫れとしこり、原因は?
にきび
考えられるもので、もっとも身近なものがにきびです。
小さく済むこともありますが、酷くなるとかなりの大きさになり、熱をもって結構痛みます。
そこまで大きなものになってしまうと、潰すと痕が残ってしまうことがありますので、市販のニキビ薬を使用したり、それでも治らない場合は皮膚科に行くと治療を受ける事ができます。
顔のことですから、今後のために綺麗に治るようにしたいですね。
粉瘤
粉瘤とは、表皮にできる良性腫瘍のことです。
皮膚のどこにでもできる可能性があり、もちろん頬にできることもあります。
皮膚の下にできた袋に、古くなった皮膚や膿などが溜まっていく状態を言います。
表面部分に黒い点があり、絞ると白い悪臭のする液体が出てくるのが特徴です。
通常の場合、痛みや痒みなどは一切感じませんが、大きくなってくると、周辺に炎症ができて痛みを感じる場合があります。
放っておいて治ることは無く、どんどんと大きくなりますので、早めに皮膚科を受診しましょう。
本当に小さなうちは、抗生物質で治ることもあるようですが、基本的には手術で摘出する形になります。
脂肪腫
こちらも、良性の腫瘍です。
皮膚下にこりこりとしたしこりができるもので、これも、身体中どこにでもできる可能性があり、頬にもできます。
骨の辺りや筋肉の中など、比較的深い所に発生する場合もあります。
小さいうちは、経過観察となる場合もあり、自然と消えてくれることもあります。
痛みや痒みもありませんが、大きく肥大すると痛むこともあります。
痛みが出てきたり、どんどんと大きくなっていく場合は、脂肪肉腫と呼ばれる、悪性腫瘍である場合がありますので、早めに皮膚科を受診しましょう。
筋肉のこり
顎の付近が腫れている場合、筋肉のこりが原因の場合があります。
肩など、こりが酷いと、筋肉がこり固まってしまうことがありますよね。
それと同じ現象が、顎でも起こることがあります。
主に、歯ぎしりなどで、歯を食いしばることが多い人に起こりやすいです。
動かすと痛みを感じ、動かさなければ痛みを感じない言う人が多いです。
虫歯
虫歯、特に奥歯や親知らずの腫れを起こすと、頬まで腫れてしまうことがあります。
歯茎を中心に激しい痛みがあり、炎症が酷い時には、口の開閉もできなくなってしまいます。
基本的に、虫歯を治していくことが大切ですが、親知らず部分に細菌が内部にまで入りこみ、炎症をきたしている場合、口の開閉ができませんので、まずは、抗生物質などで炎症を抑えることから始めなければなりません。
まれに、入院して治療する場合もあります。
非常に激しい痛みが続き、食事もまともに摂る事が出来ない状態になると思いますので、早く病院へ行きましょう。
リンパ節の腫れ
耳のあたりに近ければ、リンパ節が腫れている場合があります。
代表的なのは、耳下腺炎、つまりおたふく風邪です。
大人になると、重くなる病気の一つですので、他に症状がある場合、早めに病院に行く事をおすすめします。
また、リンパの腫れは、他にも悪性腫瘍をはじめさまざまな病気が隠れている場合がありますので、他に症状が無くとも、腫れを感じたら耳鼻科へ行きましょう。
腫れと痛みを感じる場所で、受診する科を決めましょう
いかがでしたでしょうか?
頬の腫れと言っても、さまざまな原因があります。
まずは、皮膚にあるのか、痛みを感じるか、その辺りに重点を置き、適切だと思う科を受診しましょう。
何事も、早めに治療する事が、完治までのスピードをくれるのです。