多くの方がご経験あるのではないでしょうか。
食べ過ぎ・飲み過ぎてしまったという自覚があるなら、それはただの消化不良ですから、そんなに気にすることもありません。
しばらく、あっさり少なめの食事にしていればおさまります。
けれど、それほどたくさん食べたわけでも、こってりした料理を食べたわけでもないのに気持ちが悪い、しかもそれがしょっちゅうとなると、体の不調を疑ってしまいますよね?
そこで今回の記事では、気になる食後の吐き気について調べてみたことをご紹介いたします。
食べると吐き気がする原因は? 病気としてはなにが考えられる?
まず、食べた後に吐き気が起こる原因としてはどんなものがあるのでしょう?
妊娠によるつわり
妊娠のごくごく初期からつわりが起こる人もいます。
可能性のある方は、まず検査薬で調べてみましょう。
胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍
いずれも、胃酸や消化酵素によって、消化器の組織に傷が付くことがきっかけになります。
通常、胃腸の内部は粘液によって守られていますが、過食やストレスによって粘液が減ったり胃酸や消化酵素が過剰に分泌されてしまうのです。
もしも、吐き気とともに腹痛を伴うのならば、この3つが疑われます。
逆流性食道炎
こちらは、胃液や胃の中で消化されている途中の食べ物が食道に逆流してしまうことで、食道の組織が傷ついてしまう病気です。
かつては日本人にはあまり多くなかった病気ですが、高脂肪・高たんぱくの食生活が原因となるため、徐々に増えてきている現代病です。
急性膵炎
吐き気に腹痛や下痢を伴う場合は、急性膵炎の疑いがあります。
この場合、腹痛がとても激しいのが特徴です。
ちなみに筆者は急性膵炎の経験があるのですが、身動きできず体を丸めて唸るしかできない…という感じの腹痛です。
自律神経失調症
原因がはっきりしないちょっとした体調不良の原因の多くが自律神経失調症だ、といわれるほどに、体中のいろんな場所にさまざまな症状が現れます。
とくに消化器官は、症状がはっきり現れるところで、吐き気と合わせて下痢の症状が出ることもあります。
対処法・治療法は?
食事によって吐き気が起きるのであれば、まずは食事の量を減らしたり、一回くらい絶食してみましょう。
食事の内容も、病み上がりの人が食べるようなお腹に優しいものにしてみましょう。
それでも症状がきれいにおさまらないようでしたら、必ずお医者さまにかかりましょう。
消化器系疾患の場合は、内科・胃腸科がよいでしょう。
内視鏡での検査をしてもらえるところをオススメします。
胃カメラを入れるのはちょっとしんどいですが、病気の見落としがないので安心です。
いずれも、食事療法と合わせて投薬治療が行われます。
症状が軽ければ軽いほど治りやすいですから、不安なことがあればなるべく早めに受診しましょう。
内科や胃腸科を受診して、治療を受けてもあまりよくならない…こういうときは、自律神経失調症が考えられます。
少し抵抗がある方も、思い切って心療内科や神経内科を受診してみましょう。
こちらは投薬治療がメインになるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
たかが吐き気、されど吐き気です。
もしあなたの胸焼けが毎食後、一週間以上も続いている…というのであれば、迷わず病院に行ってみてくださいね。