最近の健康食品の傾向に、「黒〇〇」という名前のものが多いということが挙げられますよね。
そのため黒い食べものは健康に良いというイメージがありますが、実際のところ本当に健康に良いのでしょうか?
この記事では、黒い食べものについて解説していきたいと思います。
黒い食べものは健康に良い
黒い食べものは、実際健康に良いという特徴があります。効果があるからこそ、実際に売れているというわけです。
それでは何故黒い食べものが健康に良いのかと言うことですが、それは含まれている成分に答えが隠されています。
アントシアニンは、黒い食べものやブルーベリーなどに多く含まれている成分です。アントシアニンは、摂取することによって、目が良くなったり、花粉症を防いだり、さらにはメタボリックシンドロームになることまでも防いでくれる便利な成分となっています。
このアントシアニンは、実はポリフェノールの一種。黒ニンニクなどに含まれているポリフェノールですが、他にはカテキン、イソフラボンといったものもポリフェノールに含まれます。
つまり、黒い食べものの健康理由は一言で説明すると「ポリフェノールが含まれているため」ということになりますね。
アントシアニンなどのポリフェノールが含まれている=黒いということで、黒い健康食品は体に良いというイメージが強まり、最近の黒い食べものブームに繋がっているということでしょう。
黒い食べものにはたくさんの種類がある!
続いて、黒い食べものについて解説していきたいと思います。
黒ごま
黒ごまは、最も世間に浸透している黒い食べものではないでしょうか。
コンビニなどでも黒ごまに関連した食べものがたくさん販売されていますよね。
黒ごまの特徴は、やはりアントシアニンが含まれていることでしょう。黒い色が、アントシアニンが含まれているということをはっきりと表しています。
注意点は、通常のごまに含まれているセサミンが代わりに減少しているため、黒ごまはごまの上位互換となっているわけではないということでしょう。
黒ニンニク
近年話題となっている黒ニンニク。青森県などで生産されています。黒ニンニクはそのままでなくサプリメントとしても販売されていますので、摂取しやすい食べものです。
必要以上に体内に分泌された活性酸素を取り除くことで疲労回復に役立つとされていて、注目されています。
黒人参
黒人参は、その名の通り真っ黒な人参です。トルコで生産されており、やはりポリフェノールをたくさん含んでいるという特徴があります。
難点としては、希少性が高いことが挙げられます。なにしろ海外で生産されていますので、日本では手に入れるのが少し難しいのです。
黒烏龍茶
「笑ゥせぇるすまん」のCMでおなじみだった黒烏龍茶。黒烏龍茶の成分は、やはりポリフェノールでした。
これを飲むことによって、脂肪の吸収を抑えることができます。それにより太りづらくなるため、例えばラーメン屋などでたくさん食べたときにも安心というわけですね。
弱点としては、普通のウーロン茶より高いことが挙げられます。
黒豆
黒豆は昔から日本で食べられてきた食べものです。実は黒豆の黒い色も、やはりアントシアニンに関係していました。江戸時代頃から人々に愛されている黒豆ですが、やはり昔から食べられているというだけあって、高価は魅力的なのです。
現在も、おせち料理などでよく煮た黒豆が食べられますよね。
黒酢
昭和の時代から日本で使われている黒酢ですが、こちらにはアミノ酸が多く含まれています。ダイエットに効果があるということで、黒烏龍茶に近い扱いですね。
黒い食べものの効果的な料理
最後に、黒い食べものを食べるにあたってどういった料理をすれば良いのかということについて解説していきたいと思います。
黒ニンニクはパスタにいれると良い
黒ニンニクはサプリメントとしても愛されていますが、普通の黒ニンニクをパスタに入れれば美味しく召し上がることができます。
とくに味は普通のニンニクと変わりませんので、問題ないでしょう。臭いもまた普通のニンニクと同様であるため、その点は注意が必要ですね。
黒烏龍茶は食事中に飲むと良い
黒烏龍茶は、食前食後というよりは、飲みながら食事をすることが効果的とされています。
飲み物を持ち込めるお店であれば、飲みながらの食事が良いということですね。
黒豆は煮豆にすると良い
黒豆は煮豆として食べるのが、最もメジャーな食べ方でしょう。シンプルかつ美味しいのが煮豆です。
黒ごまはプリンやアイスに入れると美味しい
黒ごまは通常のごまとして使うのもいいですが、コンビニなどで販売されている黒ごまプリンやアイスといったデザートもまた魅力的ですね。
美味しいと感じられつつ、なおかつ健康にもいいとなると、向かうところ敵なしです。