最近は妊娠中の旅行、いわゆる「マタ旅」をする妊婦さんも増えてきています。
今のうちにいろんなところにお出かけしたい!と思っている妊婦さんも多いことでしょう。
妊婦さんがおなかに気を配りながらお出かけするには、何に気をつければよいのでしょう。
遠出や泊りがけの旅行はいつならOK?
日帰りの遠出なら、体調がよければ気軽に出かけてOK。
万が一体調を崩して病院に向かう場合も考慮して、車で出かけるのがおすすめです。
また、泊りがけの遠出は安定期に入った16週目(妊娠5ヶ月)から28週目(妊娠8ヶ月目)ごろまでが最適とされています。
妊娠初期や出産間近はリスクも高くなるので、この時期をはずして計画しましょう。
心配な方は、念のために医師に聞いてみると安心です。
ゆったり温泉につかったり、安産祈願のお参りにいったり、のんびり楽しめるところがおすすめです。
これだけは必ず持ち歩こう!
まず、携帯電話と母子手帳はどこに行くときにも必須です。
いざというときにちゃんと通話できるよう、出かけるときにはいつも充電状態を確認しておきましょう。
もし処方薬があるなら、一緒に持ち歩いてください。
また、妊婦さんにとって冷えは禁物。
冷房対策にストールやカーディガンなどをバッグに入れておきましょう。
妊娠中は汗をかきやすくなっているので、水分補給のためのドリンクや気分が悪くなった時のためのガムやラムネなどもあるといいですね。
さらに、急な出血や嘔吐に備えて大きめのナプキンやタオル、ビニール袋なども入れておくと安心です。
臨月ママはどうしたらいい?
妊娠37週を過ぎると、いつ赤ちゃんが生まれてもおかしくない時期になります。
外出先で破水したり、陣痛が始まることも珍しくありません。
もちろん臨月であってもお出かけすること自体は大丈夫ですが、いつでも病院に行ける準備が必要です。
離れたところに行くときには誰かに車で連れて行ってもらうなど、自分ひとりで歩いたりしての長時間移動は避けたほうがよいでしょう。
>>妊婦は走るのは大丈夫?散歩や歩く(ウォーキング)のは問題ない?
もし外出先で破水したらどうすればいい?
破水してから赤ちゃんが生まれるまでには時間がかかります。
もし破水しても、落ち着いて対処すれば大丈夫。
まずは、かかりつけの産婦人科に電話して医師の判断を仰ぎましょう。
焦って自分で車を運転したり、電車で病院に向かうのは避けてください。
動くとどんどん羊水が流れてしまう可能性もあるので、医師の指示があるまではなるべくその場を動かないこと。
破水かどうかわからないという場合も、必ず産婦人科に連絡してください。
くれぐれも、自己判断で救急車は呼ばないようにしましょう。
いざというときのために、タクシー会社の番号を携帯電話に登録しておくことも必要です。
また、地域によっては助産師による講習を受けたドライバーが乗車する「陣痛タクシー」が利用できるところもありますので、事前に調べておくと安心です。
いざというときの準備をばっちりして、無理のないお出かけを楽しんでくださいね。