妊娠中は、今まで想像もよらなかったトラブルが起こるものです。
トイレが近くなるのもそのひとつ。
今日は、その原因や対処法をご説明します。
妊娠初期からの人も!トイレが近くなる原因
そもそも、妊婦さんが頻尿になる原因は、子宮や赤ちゃんで膀胱が圧迫されるからです。
妊娠初期には、子宮が少しずつ大きくなるために、そのすぐ近くにある膀胱が刺激されて尿意を感じやすくなります。
また、妊娠後期には、お産に向けて赤ちゃんが降りてくるため、こちらも膀胱が刺激されるます。
また、赤ちゃんのいる位置はその都度変わるので、日によってもその感じ方は違ってきます。
一般的には、おなかが大きくなってから症状が出る人が多いようです。
その症状、産まれるまで続きます
いつになればこの大変さから開放されるの!?と思っている方も多いと思いでしょう。
個人差があるのでなんともいえませんが、産まれるまで続くかもしれないと思っていたほうがよいでしょう。
妊娠初期にトイレが近くなっても、妊娠中期にいったん落ち着くケースもあります。
というのは、子宮が大きくなり、おなかのほうに上ってくるため、膀胱が圧迫から開放されるからです。
そして、また妊娠後期になってトイレの回数が増え、そのまま赤ちゃんが産まれるまで続きます。
あるいは、妊娠初期から臨月までずっとトイレが近かったという人もいます。
トイレが近いときの対処法
次に、急にトイレに行きたくなった場合の対処法をご紹介します。
ここで、絶対にやってはいけないのがトイレを我慢することと、水分を控えようとすることです。
特に、妊婦さんにとって十分な水分補給は赤ちゃんのためにも欠かせません。
あくまで生理現象は止められないものとして、対策を考えてみましょう。
外出時
すぐにトイレが見つからないときや、電車内などは特にひやひやしますよね。
そんなときは、尿もれライナーを使うと安心です。
5cc~最大150CCまで尿を吸収してくれるタイプまで、種類も豊富です。
突発的な尿意はこれでばっちりカバーしましょう。
※「 妊婦のお出かけや外出の際の注意点は?いつまで大丈夫なの?」でも詳しく解説しています。
オフィス
仕事中に頻繁に席を立つことになるので、上司にはあらかじめ妊娠を報告しましょう。
体調が不安定なことを伝えておけば、周りも理解してくれます。
報告をしないと迷惑になってしまうので、気をつけましょう。
筆者はつわりもきつかったので、会議中でもしょっちゅうトイレに駆け込んでいました。
また、映画にいく場合や新幹線に乗る時は、トイレの近くの席を取るとよいでしょう。
外出時には、常に意識してトイレの場所を確認しておくこと、いつでもトイレに行けるよう時間に余裕を持って行動することが大切です。
それ、膀胱炎になっているかも!
ご紹介した対処法で、なんとか辛い症状を乗り切ってほしいところですが、中にはかわいそうなことに膀胱炎になってしまう人もいます。
こんな症状を感じたら、早めに医師に相談してください。
- 残尿感がある
- 排尿時に痛みが出る
- 尿が濁っている(血尿)
トイレが近いのは、本人にとってはなかなか辛い症状です。
ですが、ずっとそのことを考えすぎるのも体によくありません。
あくまでも一時的なことだとわりきって、心配せず過ごしましょう。
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